クリス・コーネルの妻であるヴィッキー・コーネルがサウンドガーデンに起こしている裁判で、サウンドガーデンの存命中のメンバーが妻が受け取るロイヤリティを減らしている証拠はないという判決を下している。
2019年12月にヴィッキー・コーネルは「多額のロイヤリティが減らされている」としてサウンドガーデンを訴えており、バンドのマネージャーであるリット・ヴェネラスが自分が遺産管理団体となった2017年以降、彼女に反対する立場をとってきたと主張している。
今回、米『ビルボード』誌は、ワシントン州地方裁判所の判事であるミッシェル・ピーターソンはリット・ヴェネラスが「ヴィッキー・コーネルの顧問」の立場にはなく、ロイヤリティを減らされている証拠はないという判決を下したと報じている。最終的な判決は判事のロバート・S・ラスニクによって下されることになる。
先月、ヴィッキー・コーネルは自分の保有している取り分を「途方もなく安い」価格でサウンドガーデンの残りのメンバーが買い上げようとしたとして別の訴訟も起こしている。
『ヴァラエティ』誌によれば、サウンドガーデンの3人のメンバーはヴィッキー・コーネルにマスター音源の権利、音楽出版権、その他の収入について30万ドル(約3150万円)で買い取る提案をしてきたという。ヴィッキー・コーネルは2017年にクリス・コーネルが亡くなったのを受けて、彼の取り分を相続している。
「今回の行動はサウンドガーデンの存命中のメンバーによる自分勝手で心ない行動のために行われたものです。彼らは元バンドメンバーのクリス・コーネル、その妻、彼の子どもたち、クリスの栄光とその人生の価値から強奪を行おうとしているのです。それらが彼らに何百万ドルという金を生んできました」
一方、サウンドガーデンも2020年にヴィッキー・コーネルに訴訟を起こしており、クリス・コーネルの追悼で行ったチャリティ・コンサートで集めたお金を個人的目的に流用したと主張していた。訴訟の一部はサウンドガーデンによって取り下げられている。
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