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ニュー・オーダーの元バンドメンバー、ピーター・フックが印税を巡りバンドを告訴したというニュースを受け、ニュー・オーダーが声明を発表している。

ピーター・フックのこの告訴は、彼の脱退後、バンドが新しい会社を設立したことにより、彼に収入が入ってこなくなったことに対して行ったもので、11月30日付で、「元友人」であるバーナード・サムナー、スティーヴン・モリス、ジリアン・ギルバートに対し、230万ポンド(約4億2000万円)の支払いを要求する訴訟を起こしている。デヴィッド・クック裁判官は本格的な審理に入る決定を下している。

ニュー・オーダーが『NME』に語った声明では「バンドは、ピーターがこうした特別な形で自分の主張を通そうとしていることを残念に思っている。今までのニュースでは、多くの背景について語られていない。ピーターは、彼が参加していた時の印税は今でもすべて受け取っている。この争いは2011年以降の彼が辞めた後の収入の分配に関係している」

「まだ、何にも言える状態じゃない。彼が申し立てを起こす権利があるってこと以外は、何も確定していることはない。まだこの問題は進行中なんだ」

「俺たちは、ツアーに集中し、またニュー・アルバムのプロモーションを行うなど自分達のやることをやっていくだけだよ」としている。

ニュー・オーダーのフロントマンであるバーナード・サムナーは先日、元ベーシストのピーター・フックとの間で進行している確執に「うんざりしている」と語っていた。

バーナード・サムナーは、米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「本当にみっともないことだね。彼のことを気の毒に思うよ。彼は自分からが脱けたのに、後からバンドを辞めたことに文句を言いだした。だけど、こうした訴訟みたいなことをする代わりに、彼は自分で選んだ道がうまくいくように幸運を祈っているよ。奴は本当に怒っている。自分で違った道を歩くことを選んだのに、自分の選択のために他人を責めるなんてお門違いだ。みんなもうんざりしているだろうね。いつも何か後味の悪さを感じるよ」

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