ゼイン・マリクは、メンバー内で同性愛関係があるのではないかとファンが思いを巡らせていることが、グループ内での真の友情関係に影響を与えたと認めている。
ワン・ダイレクションが人気を上昇させてきたと同時に、彼らのファン・コミュニティ内では「シッピング」の噂も大きくなっている。「シッピング」とは、「リレーションシッピング」の略語で、ファンがメンバー同士のフィクショナルな恋愛関係を想像し、自分たちの見解の証拠として写真やビデオをチェックするという。
しかしながら、ゼイン・マリクが『ザ・フェイダー』誌に語ったところによると、グループのメンバーは友達以外の何者でもなく、彼らの一挙一動をファンが見ていると知ることで、人の目を気にするようになってしまったと語っている。
「バンド内のどのメンバー同士にも、隠しているような恋愛関係はないよ」と、彼は話している。「これは笑えることじゃないし、いまだにずっと、彼らにとっては結構キツイことなんだ」
「彼らが自然な感じでお互いに腕を回したりしないのは、起こっているこれらのことを意識しているからなんだ。それはまったくのデタラメなんだけどね。自然に振る舞うこともできないよ。でも、ファンというのはそういうものなんだよね。すごく情熱的だから、あることを一度思い込んじゃうと、なかなか考えが変わらないんだ。でも、もしその、執着ともいえる情熱がなければ、僕たちはここまで成功はしていなかったけどね」
ゼイン・マリクは、インタヴューと合わせて、今年彼がワン・ダイレクションを去って以来、初めてのソロ楽曲”Befour”を公開している。
“Befour”が試聴できる映像はこちらから。
ゼイン・マリクは、3月にワン・ダイレクションを脱退しており、その際に次のような声明文を発表していた。「ワン・ダイレクションでの私の人生は想像を超えるものでした。しかし、5年が経ち、今がバンドを去るのにふさわしい時期だと感じました。もしもファンの方々を落胆させたしまったなら、申し訳ありません。しかし、僕は自分の心が正しいと思ったことに従わなくてはなりません。僕が脱退するのは、普通の22歳に戻って、リラックスしたり、スポットライトの当たらないところでプライヴェートな時間を過ごしたいと思ったからです」。彼は後に、「本物の音楽」を作るために脱退したと付け加えている。
その後、ゼイン・マリクは、フランク・オーシャンのプロデューサー、マレイと制作中であることが明らかになり、マレイはゼイン・マリクのソロ・デビュー・アルバムの仕事をしていることについてツイッター上で述べ、元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクは「かけ値なしの天才」だと称している。
「事が明るみに出てしまったな」と、マレイは書いている。「彼と作業していることは秘密じゃないよ。ゼイン・マリクはかけ値なしの天才だよ。アーティストのためのアーティスト。偽りのない心を持った輝く星だよ」
マレイは、プロデューサーとして目覚ましい経歴を誇っており、これまでにフランク・オーシャンの『チャンネル・オレンジ』や、ジョン・レジェンド、エンジェル・ヘイズ、チューン・ヤーズ、アリシア・キーズ、ビッグ・ボーイなどを手掛けてきている。
ワン・ダイレクション脱退後、ゼイン・マリクはRCAとソロ契約を結び、50セントからの助言やオッド・フューチャーのタイラー・ザ・クリエイターからのコラボの提案を受けている。
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