イーグルス・オブ・デス・メタルが11月13日にパリで行ったライヴが一連の襲撃の被害となり、100人以上が亡くなったことが明らかになっている。
イーグルス・オブ・デス・メタルはヨーロッパ・ツアーの一環としてパリのバタクランでライヴを行っており、AP通信による当初の報道によれば、35人が殺害され、100人が人質となっているとのことだった。
バタクランでの襲撃はパリ全体を襲うことになった一連の襲撃の一部で、国立競技場「スタッド・ド・フランス」でも襲撃が行われており、何回か爆発があったという。また11区のレストランでも少なくとも1人が発砲したことが明らかになっており、複数の被害者が出たという。BBCはレストラン「プティ・カンボージュ」の近くで10人が路上で殺害されたか、重症を負ったと報じている。
イーグルス・オブ・デス・メタルのメンバーは襲撃を逃れ、安全だと報じられている。ただし、クルー全員を確認できてはいないという。
イーグルス・オブ・デス・メタルはフェイスブックに声明を投稿しており、バンド・メンバーとクルーの所在を確認しているとしている。
「現在、バンドとクルー全員の安全と所在を確認しようとしています。この悲劇的な状況に巻き込まれたすべての方々をお悔やみ申し上げます」。この投稿が誰によって行われたかは確認できていない。
『ワシントン・ポスト』紙によれば、イーグルス・オブ・デス・メタルのドラマー、ジュリアン・ドリオの母親が、息子とバンドは無事だと語ったという。「彼女は息子の妻と話したとのことで、妻はバンド・メンバーは襲撃が始まって、コンサート会場からなんとか逃げることができたと語っていた」としている。「何人かのクルーの行方はまだ分からない、とも彼女は語っていた」と報じている。
一方、フランスのバンド、レッド・レモンズはフェイスブックで、襲撃の際、イーグルス・オブ・デス・メタルのメンバーと会場の外に出たと伝えている。「イーグルス・オブ・デス・メタルは安全だ」とレッド・レモンズは書いている。「彼らはタクシーに乗った」
ウィー・アー・サイエンティスツのメンバーであるキース・マーレイは観客としてこのライヴを訪れており、所属事務所は『NME』に対して彼と彼の妻が安全であることを確認したとしている。彼らは襲撃の10分前に会場を跡にしており、ウルフ・アリスのクルーたちと現地のホテルにいるという。
デフトーンズは11月14日に同会場でライヴを行う予定だったが、メンバーの安全と所在は確認されている。
バタクランから逃れることができた人質によれば、人質は「一人ずつ殺されていった」とCNNが報じている。
会場にいて負傷を負ったヨーロッパ1のジャーナリスト、ジュリアン・ピースによれば、2人から3人の男が10〜15分にわたってカラシニコフで観客に向かって発砲したという。
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