Jenn Five/NME

Photo: Jenn Five/NME

クラフトワークは、ライヴで行っているヴィジュアルを使ったステージを「3Dアルバム」としてブルーレイに移植し、今年リリースすることが明らかになっている。

米『ローリング・ストーン』誌に対して、オリジナル・メンバーのラルフ・ヒュッターは、「僕たちのライヴを、3Dサウンドともいうようなサラウンド仕様で3Dに移植したんだ」と語っている。

さらにこう続けている。「僕たちはたくさんの作品にイメージをつけて、僕らのクリン・クラン・スタジオにあるアーカイヴを3Dフォーマットに変換したんだ。そして、それを音楽と同期するようにアレンジしたんだよ。ものすごく多くの作業を行ったんだ」

作品にはバンドの最新の3Dツアーの模様が収録される予定で、同ツアーはシドニー・オペラ・ハウスやロンドンのテート・モダン、ロサンゼルスのディズニー・コンサート・ホールなどを回ってきた。

また、クラフトワークは9月16日にエドモントン公演からツアーをスタートさせる予定で、今回のツアーでは1975年以来、ツアーを行っていないポートランドやオースティン、カンザス・シティの公演も含まれている。

また今年の上半期にはバーミンガムのアストンで、クラフトワークは初めてとなるカンファレンスも開催している。

2日間に亘って開催されたこの学術的な会議は、クラフトワークに捧げられたもので、「21世紀のためのインダストリアルな民族音楽:クラフトワークとドイツでのエレクトロニック・ミュージックの誕生」と題され、1月21日と22日にアストン大学で開催されている。

エヴリシング・エヴリシングのジェレミー・プリチャードといったミュージシャンをはじめ、スイスやアメリカなどから学者、ファン、関係者などが参加したという。

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