ザ・リバティーンズは、ファンが執筆・投稿している小説の卑猥な内容に関してコメントしている。この小説では、バンドの二人のフロントマンであるピート・ドハーティとカール・バラーとの架空のロマンスについて書かれているという。
英『タイム・アウト』誌の最新のインタヴューで、ピート・ドハーティは、この小説の内容を「滅茶苦茶キモい」としながらも、「かなりの力作だ」と語っている。
「俺たちに、こんな小説があることを教えてくれた奴がいたんだ。内容は滅茶苦茶キモかったよ、マジで。創作努力はすごくて、かなりの力作なんだけどね。意識の流れが詩的に描かれているかと思えば、突然バーン!っていう感じで、俺のナニがカールの耳に入ってるんだよ」
内容描写の中には、不気味なくらい正確なものもあるという。「誰か、俺たちの身近にいる人間が書いているに違いないよ。セックス描写に関しては明らかに違うけど、内容の中にはかなり現実に近いものも書かれているからね」とピート・ドハーティは説明している。
また、同インタヴューでピート・ドハーティは、自身とカール・バラーのステージでのアクトが打ち合わせた上での演出であるとする見方に反論した。
「俺たちは、否定的なことしか言わない奴らを黙らせるために、昔と変わった点や違いについて、自分たち自身で分析してみせなけりゃならないんだ。今じゃ、カールと一つのマイクで歌うのも、演技だと言われるんじゃないかと気になっちまう。時には確かにマイクに駆け寄ることもあるけど、それは何杯か引っかけて、ある程度タバコを吸ったら、息がすごくいい匂いになるからだよ。ちょうど、恋人がワインとタバコの匂いをまとってるみたいにさ。だからってカールが俺の恋人ってわけじゃないけど……だったらカエルとヤッたほうがいいな」
一方、カール・バラーはインタヴューで、バンドのメンバー全員が「物事を多少なりとも良く理解」できるようになり、再び団結していると語っている。「雷を呼びよせたら、それが直撃してしまったみたいな――俺たち4人に杭が打ち込まれて、ペチャンコにされてしまったって感じだったよ。でも、今は物事を多少なりとも良く理解できるようになってきている、この短い期間でね」
ザ・リバティーンズは当初の予定より1週間遅れの9月11日に11年ぶりとなるニュー・アルバム『リバティーンズ再臨(Anthems For Doomed Youth)』をリリースする。同作は、2002年発表のファースト・アルバム『リバティーンズ宣言』と2004年発表の『リバティーンズ革命』に続き3作目のアルバムとなっている。
彼らは、今回のニュー・アルバムでシンセサウンドを取り入れるなど、自分たちのサウンドに実験的な試みをしていることを、先日『NME』のインタヴューで語っている。
ピート・ドハーティとカール・バラーは他のバンドメンバーと合流し、今週末(8月28~30日)に開催されるレディング&リーズ・フェスティバルでヘッドライナーを務める予定だ。同フェスではマムフォード&サンズとメタリカもヘッドライナーとして出演する。
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