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フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、アメリカ・ツアーの公演で泣いているファンをステージに招待している。

8月16日にコロラド州のフィドラーズ・グリーン・アンフィシアターでライヴを行ったフー・ファイターズだが、“My Hero”の演奏中にデイヴ・グロールは泣いているファンを観客のなかに発見したという。

ファンに呼びかけるために演奏を止めてデイヴ・グロールは次のように語っている。「泣くな、くそったれ。お前が酔っ払っているのはわかってるんだ。泣くな。愛してるから。お前を見てるから。クソ!」

デイヴ・グロールはアンソニーという名前のその観客をステージに上げて、さらにこう語っている。「お前の顔の目の前でこれからあの歌を歌うから、一対一だよ。刑務所スタイルだ。一対一なんだよ。俺とお前だけだ。マジで泣いてほしいんだ。一緒に歌ってくれ。いい大人なのに泣いているお前のために俺はこれから歌うよ。ここに来てくれ。お前は酔っ払って、感情的にめちゃめちゃになってるんだ」

アンソニーはステージを降りる際に、ステージ・ライヴをやる真似をし、デイヴは次のように語っている。「フー・ファイターズのライヴはこういうところが素晴らしいんだ。どんなことになるか、絶対にわからないんだよ」

その時の模様はこちらから。

フー・ファイターズはここ数ヶ月、度々ファンをステージに上げる演出を行っている。8月13日の公演ではラッシュの“Tom Sawyer”のカヴァーの最中のファンをステージに上げている。

先月のトロント公演では“Big Me”の演奏中にファンのアンソニー・ビフォルチにドラムを叩かせたりもしていた。

5月にはオールド・トラッフォードの公演で8歳のファンの少年をステージに上げて、2002年のシングル“Times Like These”のデュエットも披露している。

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