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ブライアン・イーノはイギリス国民に今週の国民投票でEU残留に投票するよう呼びかけている。

ブライアン・イーノは、最新の調査で離脱と残留が拮抗していることから、この問題に対する自身の考えをやむ得ず公開することにしたと説明している。

その全文訳は以下の通り。

「政治的なメッセージを強要することをお詫びしたい。でも、深刻になってきてるんだ。

あと数日で、我々はEUに残るかどうかに投票することになる。最近まで当然、離脱に投票することなんてないだろうと思ってたんだ。しかし、最新の世論調査によれば離脱と残留は拮抗しているという。いくつかの調査では離脱が優勢だっていうんだな。

あなたはもう意志を決めており、(この投稿を無視して)どっちに投票するか計画しているかもしれない。でも、わたしのようにこの問題に無頓着だったのであれば、再考する機会になるかもしれない。離脱派が抱いているのは、彼らがもう一度復活できると考えている『偉大なる』英国への抑えがたい熱狂である。そして、いくつかの強力なメディアがこの考えをプロパガンダしている。離脱派はある特定の層、主に高齢者だが、その人が投票することを当てにしているのを分かっている。一方、残留派はそこまで明確な当てがなく、より無頓着だ。そして、離脱派は多くの金を持っている。どうやら非常に裕福な人の多くがEUから離脱するのを切望しているようだ。

なぜだろうと不思議に思う。EUによって労働者を不当に扱うことについて制限されているからだろうか。EUは企業や政府が自由に汚染することを妨げる環境についての法律を主張しているからだろうか。EUが武器を売った相手も責任を問われる国際刑事裁判所を設立したからだろうか。EUが有刺鉄線やドナルド・トランプの壁を設けるのではなく、移民に対してある種の人道的対応を迫ろうとしているからだろうか。

わたしはEUの運営について多くの懸念を抱いている。でも、すべての考えについて見限るほどのものじゃない。EUは世界中で格差を生み出しているネオ・リベラル市場原理主義における唯一の抑止力の一つだと感じてるんだ。見識ある環境的・社会的問題を伝えていくという点で、善良な集結した力だと感じてるんだよ。こうした問題すべてについて、よりよいことができるし、そうすべきだと思ってる。でも、そうしたことをやっていくためには、わたしたちの支援が必要なんだ。

今回の国民投票の唯一の素晴らしい収穫は、EUの本来の使命が何だったのかを思い出させてくれたかもしれないことだ。そして、それを実際に実現するためにわたしたちを駆り立ててくれたかもしれないことだね。

なので、投票し、友人にも同じことをするよう呼びかけて下さい。

ブライアン」

EUに残留するかどうかを決める国民投票は現地時間の6月23日に行われる。ボブ・ゲルドフは残留キャンペーンを支援するため、先週テムズ川に遊覧船で繰り出している。ジョニー・マーは英国のEU離脱派をナチスになぞらえている。

ブライアン・イーノは4月27日に3年半ぶりとなるニュー・アルバム『ザ・シップ』をリリースしている。

アルバムのダウンロードはこちらから。

リリースの詳細は以下の通り。

BRIAN ENO
THE SHIP
ブライアン・イーノ / ザ・シップ
WARP RECORDS / BEAT RECORDS
国内盤コレクターズ・エディション:
BRC-505CE ¥2,750 (+tax)
特殊豪華パッケージ
アートプリント4枚封入
8ページブックレット付
SHM-CD
ボーナストラック1曲収録

国内通常盤:
BRC-505 ¥2,200 (+tax)
紙ジャケット仕様
8ページブックレット付
ボーナストラック1曲収録

01. The Ship (21”20)
02. Fickle Sun (i) (17”40)
03. Fickle Sun (ii) The Hour Is Thin (02”43)
04. Fickle Sun (iii) I’m Set Free (05”13)
05. Away (Bonus Track for Japan)

国内盤コレクターズ・エディション
beatkart: http://shop.beatink.com/shopdetail/000000002018
Amazon: http://www.amazon.co.jp/dp/B01C3ZLVZM
国内通常盤
beatkart: http://shop.beatink.com/shopdetail/000000002019
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