ザ・プロディジーが、今後二度とフル・アルバムの制作を行わないかもしれないことを示唆している。
バンドは通算6作目となるスタジオ・アルバム『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』を今年3月にリリースし、UKチャートで5作連続のナンバーワンを獲得している。
そのように成功し続けているにもかかわらず、彼らの輝かしい25年のキャリアもそろそろ終わりに近づいているかもしれないと、ザ・プロディジーは初めて引退の可能性についても示唆している。
ザ・プロディジーは、フル・アルバムをリリースしないと発言した理由として、従来のアルバム制作の手法について不満を抱いており、もっとコンスタントに曲を発表するほうがいいと説明している。
『NME』のビデオ・インタヴューで、ソングライターのリアム・ハウレットは次のように語っている。「アルバムよりもEPをリリースしていくようにしたいんだよね。もうこれ以上アルバムをリリースすることに煩わされたくないんだ。本当に飽き飽きしてるんだよ。プロセスがあまりに長すぎるんだよね」
「もし俺たちがEPを2〜3枚くらい書いて出せば、もっと早くリリースできるし、みんなにとってもいいことだろ。時代が変わったんだよね。俺が言っていること、わかる?」
メンバーのマキシムも同意している。「アルバム・リリースのサイクルに5年とか、かかってしまっているんだ。ファンは待つのに飽き飽きさ。俺たちもそうだよ。それより、音楽を出し続けているほうが、インスピレーションを維持するのにもいいと思うんだ」
リアム・ハウレットは、すでに新しい曲の制作を始めていることも告白している。「もう新曲に取り掛かってるんだ。俺はいつもビートを作ってる。自分の好きなことだからね。時間があると何かしら書いてるんだけど、曲として完成させるとかそういうわけじゃないんだけどね」
インタヴューの模様は下記の動画で確認できる。
「俺たちもいつかは解散するだろうと思ってる」、ヴォーカルのキース・フリントは今年初めに『NME』のインタヴューで語っている。「それはすぐかもしれないよね。年齢のことを考えるとそうせざるを得ないかもしれないし」。バンドが年齢を重ねていることに関して(メンバーはみな40代)、リアム・ハウレットはこう付け加えている。「老人がステージに立ってもみんなに煙たがられるだけだからさ」
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