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2015年のアメリカでのアナログ盤の売上が、スポティファイやYouTubeといった無料ストリーミング・サービスの収入よりも大きな金額を記録していたことが明らかになっている。

今回、アメリカレコード協会が発表した統計によれば、アナログ盤のアルバムとEPの売上はスポティファイやYouTubeによる広告収入よりも大きいことが明らかになっている。

昨年のアメリカでのアナログ盤売上は1988年以来最高となっていて、前年比32%増の4億1600万ドル(約466億円)となっている。一方、無料ストリーミングによる広告収入は31%増の3億8500万ドル(約431億円)に留まっている。

音楽サイト「ピッチフォーク」によれば、アメリカレコード協会のCEOであるキャリー・シャーマンは声明で、この統計が「根本的なマーケットのゆがみを表しています」と語っている。「テクノロジーの巨大企業が実際に音楽を生み出している人々の犠牲で設けているのです」

一方、YouTubeは「ザ・ヴァージ」に対して、「これまでのように音楽だけの他のサブスプリクション・ミュージック・サービスと比較しても較べようがないものなのです」というコメントを出したという。

スポティファイは「ピッチフォーク」の問い合わせに対し、コメントを差し控えている。

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