昨年9月にピーター・フック脱退後初となるオリジナル・アルバム『ミュージック・コンプリート』をリリースしたニュー・オーダーだが、同作に収録の“Tutti Frutti”をケミカル・ブラザーズのトム・ローランドがリミックスした音源が公開されている。
ニュー・オーダーについては、フロント・マンのバーナード・サムナーによる初の自伝『ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョン、そしてぼく』も9月に刊行されている。
“Tutti Frutti”のケミカル・ブラザーズのトムによるリミックス音源はこちらから。
『ミュージック・コンプリート』からのファースト・シングル“Restless”のミュージック・ビデオはこちらから。
MUTEレーベル移籍第1弾となる『ミュージック・コンプリート』は、2005年に発売された『ウェイティング・フォー・ザ・サイレンズ・コール』以来、10年振り9枚目のオリジナル・アルバムとなる。プロデュースは2曲を除く全てをニュー・オーダーが行い、トム・ローランズが“Singularity”と“Unlearn This Hatred”の2曲をプロデュースしている。またトム・ローランズは“Tutti Frutti”でバンドと共作をし、スチュアート・プライスは“Superheated”にアディショナル・プロダクションとして参加している。また『ゲット・レディー』(2001年)以来、久々にジリアン・ギルバートがバンドに復帰を果たしている。
ニュー・オーダーは先日、元ベーシストのピーター・フックとの問題についてあらためて語っている。
ギタリストのフィル・カニンガムが『ローデッド』誌の取材に答えて、「数年前、悲しませられたよ」と語っている。「でも、彼はバーナード・サムナーや残りのバンドについて実にひどいことを言ったから、今はとにかく頭にきているんだ」
先月(11月30日)、ニュー・オーダーの元ベーシストであるピーター・フックは、印税を巡る「数億円」のために、彼の以前のバンド仲間に対して訴訟を起こしている。
「数年前、ピーターが電話してきたよ」と、フィル・カニンガムは続けている。「というのも、僕がインタビューで彼の気分を害するようなことを言ったからなんだ。彼はこう言ったんだ。『おい、すべてがちょっと立ち入ったになりすぎているんじゃないか。これはばかげてるよ。僕は自分の分を手に入れ、お前はお前の分を手に入れ、問題ないだろ。みんなが満足だろ』ってね。でも、明らかに違うんだ。彼は満足していないんだ。彼は家(グループ)を去ることを決めたのに、今は外から窓にレンガを投げ込んできているんだ」
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