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2016年のロックの殿堂の式典でロックの殿堂入りをはたすことが明らかになったディープ・パープルだが、シンガーのイアン・ギランは、両手を上げて喜んではいないという。

2人の現在のバンドメンバー、ギタリストのスティーヴ・モーズ、キーボードのドン・エアリーが選出されていないことに関して「バカげてる」と述べ、「過去のごまかしを脇に置くとしても、この選出は明らかにディープ・パープルのためではない」とブログに綴っている。

イアン・ギランは選出について「独断的だ」と評し、スティーヴ・モーズ(1994年から在籍)、ドン・エアリー(2002年から在籍)が選出されていないことを「今現在の生きているディープ・パープルと長い間一緒に活動している仲間だ」と批判した。

イアン・ギランは「ありがとう」という言葉を使いはしたが、最後には不満をあらわにする個人的な逸話を持ち出している。「今朝、親しい昔の友人から結婚式への招待状が届いたよ。残念なことに僕の家族は呼ばれていなくて、彼らは披露宴で僕が前妻(数十年前に別れた)の隣に座る羽目になるって言うんだ」さらに次のように綴っている。「僕が彼らに感謝を述べて、この招待を辞退するって言ったらショックを受けてたよ」

10月、『クラシック・ロック』誌のインタビューでは、ロックの殿堂入り実行員会を「彼らのことはまったく尊敬していない。彼らは映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ』を観てモンキーズがアメリカのサ・ビートルズだって決めるような奴らさ。自分たちの都合で決まっている周囲の外の大きくて広い世界で何が起こっているかなんてまったく分かっていない。僕にとってはこいつらはあまりにも横暴で礼儀知らずな奴らだ」

「委員会の誰かが僕たちのことを一発屋って言ったらしい」と彼は続けて「このヒットって何のことなのかね。“Hush”、“Kentucky Woman”、“Black Night”、 “Strange Kind of Woman”、 “Child in Time”、 “Perfect Strangers”、 “Knocking At Your Back Door” いや、多分 “Smoke on the Water”のことかな」と揶揄している。

今回、殿堂入りに選ばれたのは、ディープ・パープルの他にチープ・トリック、シカゴ、N.W.A.、スティーヴ・ミラーらとなっている。式典は4月8日、ブルックリンのバークレイズ・センターで行われる。

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