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ミュージシャンズ・ユニオンの新たな調査結果によれば、イギリス政府による援助がないことで約5人に1人のミュージシャンがキャリアを諦めることを検討しているという。

ミュージシャンズ・ユニオンによる新型コロナウイルスの影響を調べた調査で回答者の19%が生活への影響でキャリアを諦めるかもしれないと答えている。

ミュージシャンズ・ユニオンは彼らの大半は自営業で、「かなりの数の人々」が経済的に困窮していると述べており、38%が政府からの援助に必要な基準を満たしていないとしている。

援助の資格がある人でも26%は援助を待つまでの間、経済的に困窮することになると述べている。

ミュージシャンズ・ユニオンは部分的な自営業者、1年未満の自営業者、有限会社を運営している人々、5万ポンド以上の年収があった人々が政府の援助政策から「漏れる」ことになると述べている。

産休を取っていたミュージシャンも不利な影響を受けるとのことで、政府からの「意義ある援助を早急に求めている」としている。

ミュージシャンズ・ユニオンの書記長であるホレス・トゥルブリッジは次のようにコメントしている。「私たちは音楽業界への壊滅的な影響に直面する可能性があります。音楽の楽しさを提供してくれることから、子供たちに音楽を教えることまで、ミュージシャンは日々の生活で大きな部分を占めており、その5分の1が消えることになれば、想像もできない影響を生むことになるでしょう」

「他の国ではこのことを認識し、行動に移すのを見てきました。ドイツではアートに対する全体の支援が463億ポンドとなっています。また従業員5人までの小さな会社への財政的支援も謳っています。スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドもこうした業界への基金と援助政策を発表しています」

「私たちは自営業者収入援助を見直し、そうした業界を援助することで国全体に活気をもたらすかを考えて政府に行動に移すよう求めています」

ミュージシャンズ・ユニオンでは会員に財務大臣のリシ・スナックに手紙を送るよう薦めており、そのテンプレートとなる文面もオフィシャル・サイトに掲載している。

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