Ross Gilmore/NME

Photo: Ross Gilmore/NME

ザ・キラーズのブランドン・フラワーズは、ザ・キラーズのニュー・アルバムの進捗について語り、アルバムのための曲作りの初期段階にあるとしている。

ザ・キラーズは通算4作目のアルバム『バトル・ボーン』を2012年にリリースしており、ブランドン・フラワーズは今年5月にソロ・アルバム『ザ・ディザイアード・エフェクト』をリリースしている。

『NME』に対して最新のインタヴューでブランドン・フラワーズは次のように語っている。「曲を書いてるところなんだ。初期の段階だね」。さらにこう続けている。「“理想的に行けば”、おそらく“2016年の終わり”には、新曲をファンに聴いてもらえるんじゃないかな」

「もしザ・キラーズが1〜2年休みを取りたいってことになったら、僕にとってはソロ・アルバムを作らないではいられないんだ。でも、バンドで火が燃えさかっていたら、ザ・キラーズのアルバムができることになるんだよ」

年月が経つにつれ曲の作り方は変わったかと尋ねられると、ブランドン・フラワーズは次のように答えている。「歳をとると、曲を書くのに慣れたとも言えるし、ある意味、難しくもなるんだよね。あくせく曲に取り組んでた頃に較べると、曲を書いたり仕上げたりするのは楽になったよ。そして、曲がすごく長くなるか、自分がなにをやってるか分からなくなるんだ」

「今じゃ癖みたいなものだよね。でも、どれがひどくて、どれがいい曲か、選り分けるのが難しくなんだ。というのも曲を完成させるのは楽になったからね。多くのバンドが自己満足に陥ったり、なにかフリのようなものになってしまうのはだからだと思ってるんだ。しばらくすると、素晴らしい音楽を作れなくなるバンドはいっぱいいるよね。それに気づけたからこそ、僕らはよりよい、今素晴らしいものを作れると思うんだ」

以前のインタヴューでブランドン・フラワーズは、アルバムのレコーディングをする前に、バンドに「カンフル剤」が必要で、「駆り立て、渇望するちょっとした何か」を欲していると語っている。また、前作が「十分な良さ」を持っていなかったとも認めている。

『NME』に次のように説明している。「前作は全員で取り組んだわけではなかった。名前は言わないけどね。でも、いずれにせよ100%じゃなかったんだよ。みんな、それぞれ人生を過ごしてきて、違った経験をしてる。でも、認識を合わせて、1000本を超えるライヴをやってきて、ライヴハウスからスタジアムまでいろんな会場でやってきて学んだことを生かせないかと思ってるんだ。そして、僕たちが楽しんできた、これまでの年月で学んだことを生かせないかってね」

ブランドン・フラワーズは一夜限りのソロ・ライヴをロンドンのシェパーズ・ブッシュで11月16日に行っている。

先日、ブランドン・フラワーズはここ15年間で最も優れたバンドはザ・キラーズであると公言している。また、同じインタヴューで過去7年間にわたって剃った顔の毛を袋に集めていたことも明らかにしている。

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