Leo Cackett

Photo: Leo Cackett

ギャング・オブ・フォーの結成メンバーにしてギタリストのアンディ・ギルが亡くなった。享年64歳だった。

プレス・リリースによれば、アンディ・ギルは短い呼吸器疾患の後、ロンドン中央の病院で2月1日に亡くなったという。

ギャング・オブ・フォーのメンバーであるジョン・ステリー、トーマス・マックニース、トビアス・ハンブルは声明を発表し、「我々の偉大なる友人にして最高指導者」とアンディ・ギルを讃えている。

声明は以下の通り。

「11月に行われたアンディの最後のツアーは、彼が身を引く上で唯一とも言えるやり方となりました。首からストラトキャスターをかけ、フィードバックと共に叫び、最前列に轟音を届けたのです。

彼は不屈のアーティスティックなヴィジョンと大義への取り組みによって、なおリリースされるアルバムを聴き、病院のベッドからツアーを計画していました。

しかし、我々にとって彼は友人であり、そのやさしさや寛大さ、恐れるほどの知性、たちの悪いジョーク、突拍子もない話、そして、数え切れぬダージリンティーが思い出されます。彼はたまたま天才でもあったのです。

彼のやったことでも最高だったことの一つがギター・ミュージックやクリエイティヴ・プロセスに彼が与えた影響で、彼と仕事をした人々、彼の音楽を聴いた人々全員に影響を与えています。彼のアルバムやプロダクション・ワーク、それ自体が物語っているのです。彼のために作品をかけてくれと」

1974年にギャング・オブ・フォーを結成したアンディ・ギルは亡くなるまで唯一のオリジナル・メンバーとなっていた。バンドは1979年にリリースされたデビュー・アルバム『エンターテイメント!』や1981年にリリースされた『ソリッド・ゴールド』で大きな評価を得ている。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーはインスタグラムで次のように追悼の意を表している。「自分にとって全世代で最も好きなギター・プレイヤーの1人であるアンディ・ギルが俺たちのもとを旅立った。すぐにギャング・オブ・フォーのアルバム『エンターテイメント!』を聴くよ。音量を上げて、思いっきり楽しむんだ。ダンスして、思考する。俺の人生を永遠に変えたアルバムであり、ミュージシャンとして成長するのに巨大な影響を与えてくれて、ロック・バンドとはどんなもの足り得るのかを見せてくれたんだ。あんなものはどこにもないよ」

「俺が抜け出したいと思っていたロサンゼルスのどんよりとした空気に風穴を空けてくれたんだ。長年、連絡をとっていたわけじゃないけど、最近話をしていて、彼がまとめようとしていたギャング・オブ・フォーのトリビュート・アルバムについてここ数ヶ月はたくさんコミュニケーションをとっていたんだ。俺とジョン・フルシアンテとシルヴァーレイク・コンサバトリー・オブ・ミュージックの合唱隊とで、既にレコーディングを終えて、月曜日にアンディに送ったところだったんだ。衝撃だったよ。アンディは俺のヒーローの1人で、若かった頃のヒレルやアンソニー、俺に影響を与えてくれた。俺たちのファースト・アルバムのプロデュースしてくれることになった時は信じられないほど興奮したよ。彼の美しい魂が、神との至福を受けられますように。愛しているよ、アンディ」

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Andy Gill, one of my favorite guitar players of all time has left us. Go listen to the Gang of Four album ENTERTAINMENT right now. Turn that shit up loud and rock the fuck out. Dance. Think. Thats a record that changed my life forever, and was massively influential on my development as a musician, and showed me what a rock band could be. There is nothing else like it. It cut a fucking hole right the thick LA smog that I wanted to jump through. After not being in touch for many years, Andy and I had spoken recently, and communicated a lot of over the last several months about a Gang Of Four tribute album he was putting together. Myself, John Frusciante, and the youth choir from the Silverlake Conservatory of Music just finished recording a track for it, and sent in to Andy on Monday. I am shocked. Andy was one of my heroes, a man who inspired the shit out of Hillel, Anthony and I as youngsters; I was thrilled beyond belief when he agreed to produce our first album. May his beautiful soul be in bliss with the divine, I love you Andy.

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