GETTY

Photo: GETTY

グリーン・デイはパンクのライヴが行われたことで壊れたファミリー・レストランを修復するために2000ドル(約21万円)を寄付している。

今月、カリフォルニア州コスタ・メサの高校生であるブライソン・デル・ヴァルはファミリー・レストランでパンク・ロックのライヴを開催したところ、ワッコというバンドの演奏中にモッシュが始まり、お店を壊してしまうことになったという。観客はその場を去るように言われたが、その前に2000ドル相当の損害を与えている。

「デニーズのテーブルの一つを壊してしまっていました」と警察のスポークスマンであるアンソニー・ベルターニャは『マクラシー・ニュース』に語っている。

米『ビルボード』誌にブライソン・デル・ヴァルはデニーズの店長が「常に非常にいい人」だったものの、損害を修復するために「小切手ないしは為替」で1800ドルを求められていると語っている。

「僕は為替がどんなものかも知らなかったんだ」とブライソン・デル・ヴァルは続けている。

ブライソン・デル・ヴァルは寄付を募るために「ゴーファンドミー」を立ち上げて話題となっており、寄付金は既に2876ドルに達している。ワッコのほうも寄付を募っており、1917ドルを集めている。

グリーン・デイはこの高校生のために2000ドルを寄付しており、次のようなメッセージを寄せている。「やあ、ブライソン、俺たちに電話をくれ! バスタード・クラブで演奏したいんだ。愛を。グリーン・デイ」バンドはインスタグラムのストーリーで寄付のレシートをアップしており、そこには「キッズ・アー・オールライト」と添えている。

デニーズ側は声明の中で店長は店舗がある場所でライヴが行われることを知らなかったと述べている。「デニーズは家族向けのレストランで、宴会スペースがある店舗もありますが、お客様の体験を害するイベントは許可しておりません。店長はコンサートが計画されていることを知りませんでした。なので、イベントの主催者は損害への支払いを求められたのです」

この時のライヴの模様はこちらから。

先日、グリーン・デイはカヴァー・バンドのザ・カヴァーアップスとしてカリフォルニア州にあるクラブでヒット曲に満ちたセットをサプライズで披露している。

グリーン・デイは通算13作目となるニュー・アルバム『ファザー・オブ・オール…』を2020年2月7日にリリースすることが決定しているほか、同年にはUKを含むヨーロッパと北米でフォール・アウト・ボーイ、ウィーザーと共に大規模なジョイント・ツアー「ヘラ・メガ・ツアー」を行うことも発表されている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ