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グレイトフル・デッドが先日行ったライヴのエンディングでの演出が憶測の的となっている。

グレイトフル・デッドは結成50周年を記念して、グレイトフル・デッド名義としてのラスト・ライヴを5公演行うが、その最初の公演が6月27日(土)にカリフォルニア州サンタ・クララのリーバイス・スタジアムで行われ、ライヴの最後で上空に虹が現れたという。

このことについて、一部の人々は彼らが人工的に虹を発生させたと訴えており、米『ビルボード』誌が伝えたところによると、とある「関係者」が5万ドル(約600万円)をかけて人工的に虹を発生させたことを認めたという。

しかし、同誌は後に記事を撤回し、次のように訂正している。「(虹は)さらなる調査の結果、自然に発生したものだったことが分かりました。まさに、グレイトフル・デッドと神とのジャム・セッションだったということです」

それでもまだ納得のいかないファンも中にはいるようだったが、その虹について「2マイル先のビルの上にある600のバリライト」を使って作ったとコメントしたバンドの照明ディレクター、ポール・ホフマン氏もそのコメントを撤回している。

虹を撮影したファンのツイートはこちらから。

「ハッピー・プライド!!!! これが昨晩グレイトフル・デッドにかかった虹だよ!」

また、リーバイス・スタジアムでの2公演にはフィッシュのギタリスト、トレイ・アナスタシオが参加し、残りの3公演は1995年7月にバンドがフロントマンの故ジェリー・ガルシアと共に最後の公演を行った、シカゴのソルジャー・フィールドで来月行われる予定となっている。

ジェリー・ガルシアは1995年8月に薬物依存症治療のために滞在していたカリフォルニアの施設で心臓発作を起こし他界している。残りのバンドメンバー(ボブ・ウィアー、フィル・レッシュ、ミッキー・ハート、ビル・クルーツマン)はそれ以来、「ザ・デッド」や「ジ・アザー・ワンズ」など名前を変えてのツアーはあったものの、グレイトフル・デッドとしての公演は行っていなかった。

なお、シカゴでの最終公演の模様は、今回の公演最終日の翌日7月6日にイギリス国内の250の映画館で上映される予定となっている。

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