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レッド・ツェッペリンはバンドの50周年を記念したドキュメンタリー作品を公開することを発表している。

ドキュメンタリー作品『アメリカン・エピック』などで知られるバーナード・マクマホンが監督を務める、まだタイトルのつけられていないこのプロジェクトは、頭角を現し始めた4人のメンバーの60年代の活動から『レッド・ツェッペリン II』でザ・ビートルズの『アビイ・ロード』に取って代わって全米チャートの首位を獲得したバンドの初期を追ったものとなるという。

本作にはロバート・プラントやジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズらの最新インタヴューのほか、故ジョン・ボーナムの未公開インタヴュー映像も使用される。

「『アメリカン・エピック』で、ウィル・シェイドを初めとした初期のアメリカの重要なミュージシャンたちに映画の中で命が吹き込まれているのを観て、面白くてワクワクするような作品に自分も参加したいと思ったんだ」とフロントマンのロバート・プラントは述べている。

ギタリストのジミー・ペイジは次のように述べている。「彼が『アメリカン・エピック』で視覚的、音楽的に成し遂げたことを観て、彼こそが僕らの物語を伝えるにふさわしいと確信したんだ」

本作はレッド・ツェッペリンにとってメンバーが実際に出演した初めての公式なドキュメンタリー作品となる。

「僕らの物語を初めて自分たちの言葉で伝えるのにふさわしい時だと思ったんだ。この作品では僕らの物語に命が吹き込まれることになるよ」とジョン・ポール・ジョーンズは述べている。

現在、ポスト・プロダクションが行われているこのドキュメンタリー作品はバーナード・マクマホンとアリソン・マクガーティが脚本を手がけ、ダン・ギトリンが編集を、ニコラス・バーグが音響監督を務めており、アリソン・マクガーティとバーナード・マクマホン、ガービッジのギタリストであるデューク・エリクソン、ゲッド・ドハーティがプロデューサーを務めている。

50周年に際して再結成に期待が寄せられていたレッド・ツェッペリンだが、1995年にロックの殿堂入りを果たした際に演奏した他には、2007年にはアトランティック・レコードの創設者であるアーメット・アーティガンの追悼コンサートとしてO2アリーナで再結成ライヴを行っている。

レッド・ツェッペリンが再結成を果たす可能性は低いと見られており、ロバート・プラントは昨年、再結成が実現するとすればフィッシュ・アンド・チップスのレストランの中でだけだと語っている。

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