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デヴィッド・バーンは先月のドナルド・トランプ大統領の発言を受けて「ビューティフル・シットホールズ(美しき肥溜め)」と題した新たなプレイリストを公開している。

ドナルド・トランプ大統領は幼少期に米国に到着した移民への延期措置(DACA)について超党派の上院議員と協議した際、ハイチやエルサルバドル、アフリカ諸国について「肥溜めみたいな国からなんであんなにやってくるんだ」と発言したと報じられている。彼はその後「ハイチ人がなぜ必要なんだ? 彼らを追い出せ」と言ったという。

プレイリストの説明欄でデヴィッド・バーンは次のように述べている。「当然のこと、肥溜め発言がどこからのものかは説明の必要がないと思う。このプレイリストでアフリカやカリブ海の国から溢れ出るクリエイティヴィティの深さと広さについての最小限の例を示しておくよ。明白なものだよね。音楽はその作り手に共感を示すことを助けてくれるだろうか?」

「僕にとってトランプは問題じゃないんだ。彼が人種差別だということはずっと知っていたし、今も分かっている。それは多くの証拠によって裏付けられている事実だからね。そんなことは目新しくもない。僕らは彼がどんな人か分かってるからね」

「真の意味で気がかりなのはこんな人物に追随している共和党だよ。彼らの振る舞いは彼に加担することになり、彼と同じものにしているよね。まったくもって同じなんだ。違いなんてない。投票時まで忘れちゃいけないよ」

「ダボス(世界経済フォーラムによる年次総会が毎年開催される)にいる著名人たちもね。彼らはトランプ政策で私腹を肥やして、人種差別主義を応援するのも問題ないんだ。誰も彼の人種差別主義を非難しようとすることはないし、この人物は人間としての我々の価値を代弁する人物じゃないなんて言おうとしないからね」

「思い切って言うことができたから、今では多分僕も音楽を聴くことができると思う。楽しんで」

プレイリストはこちらから。

ドナルド・トランプ大統領の発言に異を唱えたのはデヴィッド・バーンだけでなく、アーケイド・ファイアのフロントマンであるウィン・バトラーはツイッターでドナルド・トランプ大統領を批判し、あの発言は大統領の人種差別主義と外国人嫌悪を示していると述べている。

「ハイチについてのトランプの発言はあの素晴らしい国に何も影響を与えることはないよ。あれが映し出すのは彼自身の人種差別主義と外国人嫌悪だけだ」とウィン・バトラーは述べている。「ハイチはこの地球で僕が行った最も特別で素晴らしい国の一つなんだ。僕らはハイチ系アメリカ人をもっと必要としているよ」

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