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レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークは2014年発表のソロ作『トゥモローズ・モダン・ボクシーズ』の再発に伴ってソロでのライヴ日程を発表している。

『トゥモローズ・モダン・ボクシーズ』は元々2014年9月にビットトレントを通してリリースされたアルバムとなっている。アルバムは12月8日にXLレコーディングスを通してCDとアナログで再発されることが発表されている。再発を受けて、アルバムはストリーミング・サービスでも利用可能になる予定となっている。

この再発を受けてトム・ヨークはプロデューサーのナイジェル・ゴッドリッチと映像アーティストのタリク・バリを従えて、アメリカで3公演を行うという。公演は12月12日にロサンゼルスで、12月14日にオークランドで行われるほか、以前発表されていた通り、12月17日にはヒューストンで開催されるデイ・フォー・ナイト・フェスティバルに出演する。

レディオヘッドは先日ハンス・ジマーと共に“Bloom”をオーケストラ版にした“(ocean) bloom”が公開されている。このトラックはBBCの海洋ドキュメンタリー「ブルー・プラネットⅡ」のために制作されている。

トム・ヨークは先日、この番組の「深遠でスピリチュアルな」側面について語っている。「あれは僕が息子と遅くまで起きてた後に、ソファーで横になって再び眠りにつこうとしていた時のことなんだ。朝の7時で、彼がまだ幼かった頃だった。僕の潜在意識に番組が押し寄せたり引いたりする感じでね」と彼は番組で語っている。「それで、そのままにしてたんだけど、番組が発見した深海に潜む生命体についての話は知ってるだろ。あれに深い意味合いのようなものを感じたんだ。彼らが何とか深く潜ったおかげで、僕たちが知らなかった生物の存在を発見できたっていうね。僕にとってこうしたことすべて、人類が知らなかった生命体を発見するということは最も深遠なことで、深遠な概念の一つなんだ。化石を発見することであっても、生物が存在していたり、僕たちが住んでいる場所に僕たちの知らない歴史があったり、そうしたものを発見することは、僕にとって最も深遠でスピリチュアルな形で人類という存在が発露することでね」

彼は次のように続けている。「『ブルー・プラネット』の最初のシリーズだったんだけど、あれが最初に息子の関心を惹きつけることになって、そこから彼は熱心になっていってさ……したら、グリーンピースからなんかの件で手紙が家に届いてね。それを読み始めて、『お父さん、これに関わることはできないかな?』って言ってきたから、もちろんできるさ、お前が望むならねって答えたんだ。そうしてグリーンピースとの関わりが生まれてね。とにかく、長年にわたって僕はこういったことに関わってきたわけだけど、それはソファーで半分寝かけて『ブルー・プラネット』を観たことから始まってるんだよ」

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