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オノ・ヨーコは、ジョン・レノンの“Imagine”の絵本化を受けて絵本の特設サイトにメッセージを寄せており、「今日、私たちは今まで以上に平和を必要として」おり「彼の言葉は今なおとても大切」であると述べている。

ジョン・レノンの名曲“Imagine”は、9月21日の国連の国際平和デーに合わせて、子ども向け絵本として初めて出版されている。

国際NGOアムネスティー・インターナショナルは、オノ・ヨーコ始め、著名なフランス人のイラストレーターであるジャン・ジュリアン、出版社のフランシス・リンカーン・チルドレンズ・ブックスと協力して、新たに絵本を制作している。この絵本は将来世代に自由や平等、優しさに溢れた世界を想像してもらえるように、15ヶ国語に翻訳されるという。

この絵本に寄せた前文でオノ・ヨーコは、“Imagine”の歌詞が、曲が作られた時代と変わらず、今日も重要かつ有意義な意味をもち続けていることを強調している。絵本の特設サイトでは彼女の平和への訴えに共感した4500人以上もの人々が世界中から平和を願うメッセージを寄せている。

絵本の特設サイトはこちらから。

https://imaginepeacebook.com/home

オノ・ヨーコが絵本に寄せた前書きは以下の通り。

「この本は私にとってとても特別なものなのです。歌詞は私の夫であるジョンが書いたもので、それがこの美しい本で絵本になったのを見ると嬉しい気持ちでいっぱいになります。彼は“Imagine”を世界平和を求める曲として書きました。今日、私たちは今まで以上に平和を必要としています。ですから、彼の言葉は今なおとても大切だと思うのです。

誰もが幸せで安全に暮らしたいと願っています。そして、私たち誰もが自分なりの方法で世界をより良い場所にする一助となれます。私たちはいつも心に愛を絶やさないようにして、お互いを思いやるべきです。私たちはいつもお互いに持っているものを分かち合い、平等に扱われていない人々のために立ち上がるべきなのです。

そして、自分の家族や友人に限らず、そのように誰とも接することが大切です。出身地がどこであろうと、異なる言語を話していようと、誰とも同じように接するべきです。この本に登場するハトは結局、他の鳥たちみんなを、その羽の色やくちばしの形にかかわらず歓迎します。

このようにしてゆけば、私たちは毎日を違ったものにしていけるでしょう。私たちがする小さな良いことが積み重なって、世界をより良い方へ変えることができます。あなたならできます。私にもできます。私たちなら可能なのです。

想像してみて。私たちは一緒に平和を築くことができるって。そうすれば世界は本当に一つになるでしょう」

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