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サウンドクラウドは資金提供を受け、新たなCEOの後任が発表されたことを受けて、先日来の問題が収束を迎えたと見られている。

しばらくの間、今後が疑問視されてきたサウンドクラウドだが、先月全従業員のうちの40パーセントを解雇しており、ロンドンとサンフランシスコにあった2つのインターナショナル・オフィスも閉鎖されている。先週にはサウンドクラウドの莫大な量の株が売られる見込みであると報じられたが、それによってサウンドクラウドは運営を続けることができる可能性もあるとされていた。

今回、ヴァイス・メディアといった会社に以前から投資してきたニューヨークの企業、レイン・バンクと投資グループであるテマスクによるサウンドクラウドの主な株の買収が確定しており、投資総額は1億6950万ドル(約185億円)に達している。

また、サウンドクラウドのCEOであるアレックス・リュングが退任する見込みとなっており、米『ビルボード』誌が報じるところによれば元ヴィメオのCEOであるケリー・トレイナーが彼に代わるとみられている。

昨年、サウンドクラウドとスポティファイの間で買収の話が進んでいたが、白紙となっていた。同取引は5億3500万ポンド(約760億円)に相当するとされていた。

情報筋はスポティファイが買収によって新規公開株の準備に悪影響を及ぼす可能性があることを懸念したために、最終的に撤回したと述べたと報じられている。

しかし、今年に入ってからサウンドクラウドは大幅に安値での売却を検討していると報じられていた。2014年に7億5000万ドル(約820億万円)の価格で評価された同サービスだが、続けるために1億ドル(約110億円)から2億5千万ドル(約275億円)の確保を目指していると報じられていた。

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