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フー・ファイターズは、新しいアルバムの制作中にクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジとお互いにどのように影響を与え合っていたかについて語り、そして「一緒に世界を征服する」思いがあることを明かしている。

フー・ファイターズとクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジは、それぞれニュー・アルバム『コンクリート・アンド・ゴールド』と『ヴィランズ』のレコーディングをわずか1ブロック先で行っており、制作中に切磋琢磨することになったと語っている。また、フー・ファイターズのドラマーであるテイラー・ホーキンスはこの2枚の作品について「正反対のアルバム」と述べている。

「すごく楽しかったことの一つはね、アルバムを作っている間、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジがやってるスタジオから駐車場を何度も横切ることになったんだけど、今でもロックンロールのアルバムが作られようとしてるっていうのが明らかになったことだったんだ」とフロントマンのデイヴ・グロールは『ミュージック・ウィーク』誌に語っている。「クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジがやってるのを聴いたら、まさに究極的な彼らのアルバムになっててさ。サウンドも素晴らしかった。そして、ジョシュ(・オム)もやって来て、俺たちのものを聴いてくれてね。ジョシュに“Arrows”を聴かせた時のことを覚えてるよ。『おおっ、ついにダークなアルバムを作ってとても嬉しいよ』って感じでさ。お互いを刺激し合ってたんだと思うね」

テイラー・ホーキンスは次のように続けている。「素晴らしい競争心だよね。俺たちはあいつらより良いアルバムを作りたいし、あいつらも俺たちより良いアルバムを作りたいっていうね」

デイヴ・グロールはさらに次のように語っている。「この間もジョシュと携帯メールでやりとりしてたんだけどさ。『そうだ、よし。一緒に世界制覇をしてやろう』なんて思ってね。やってみるよ。やらない理由はないからね」

フー・ファイターズは現地時間9月15日に『コンクリート・アンド・ゴールド』をリリースし、9月19日にロンドンのO2アリーナでライヴを行う予定となっている。

一方、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジは、現地時間8月25日にニュー・アルバム『ヴィランズ』をリリースする。

このアルバムのサウンドについて、ジョシュ・オムは『NME』に対して次のように語っている。「ゆっくりとした展開も一部あるけど、俺は踊るのが好きだからさ。イーグルス・オブ・デス・メタルでも、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジでも、ゼム・クルックド・ヴァルチャーズでも、 ロックンロールとダンス、ハレルヤ、そしてダークネスを合わせて、一つにしない理由がないよね。SNSの『いいね』を絶望的なまでに求めてる世の中で、『ヴィランズ』はもっと『忌み嫌いもすれば、除け者の側に立つ』って感じなんだよ。このアルバムは悪事をはたらくためにあるんだ」

ジョシュ・オムは次のように続けている。「クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジはいつもアイスクリーム屋やゲームセンターのようなものでさ、毎日の下らないことから逃れられるんだ。日々の時事問題なんかには興味ないんだけど、同時に、このアルバムは完全に今のものだよ」

クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジはフジロックフェスティバル ‘17に出演する予定となっている。

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