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プリンスの遺産相続人らはユニバーサル・ミュージック・グループと結んだ3100万ドル(約35億円)の契約が無効であるという判決を受けている。

裁判官のケヴィン・アイダは今回の契約が、ワーナー・ミュージック・グループが長年にわたって有しているカタログ音源への権利と衝突するという判決を下している。ワーナー・ミュージック・グループはデビュー・アルバム『フォー・ユー』から1996年発表の通算18作目『カオス・アンド・ディスオーダー』までのすべてのアルバムの権利を有している。

ユニバーサル・ミュージック・グループは今年2月にプリンスの遺産相続人らと契約を結んだことを発表している。しかし、昨年9月の時点でプリンスの相続人の弁護士らは次のように述べている。「ユニバーサル・ミュージック・グループとの合意はいかがわしいだけでなく、法的強制力がありません。もし締結されれば、遺産が訴訟にさらされる可能性があります」

今回の契約の無効はこうした事態を受けて、プリンスの異母姉であるシャロン・ネルソンをはじめとした相続人側から提起されたものとなっている。

今回、裁判官は次のように締めくくっている。「先に述べたように、裁判所としては遺産管理団体が資産を保護するためにも慎重に物事を進めなければならないと考えています。ユニバーサル・ミュージック・グループとの合意の撤回は慎重さに欠けているように見えるかもしれませんが、遺産管理団体が所有する音楽の権利についての提携を続けた場合、長く大きな訴訟の可能性というものがより事態を不安定なものにしてしまうと思うのです」

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