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ブライアン・メイはデヴィッド・ボウイクイーンでレコーディングした未発表の音源があることを明かしている。

デヴィッド・ボウイはクイーンと1981年発表の“Under Pressure”で共作したことで知られているが、クイーンのギタリストであるブライアン・メイは二組のコラボレーションが更に存在していることを予告している。

「ラジオX」に対して、ブライアン・メイはデヴィッド・ボウイとクイーンのフロントマンであるフレディ・マーキュリーが“Under Pressure”のレコーディング・セッションで「激しくやりあった」と語り、更なる音源がレコーディングされたと語っている。

「簡単ではなかったよ。だって、僕らは全員早熟な少年だったし、デヴィッド・ボウイもとても……断固としていたからね」とブライアン・メイは振り返っている。「フレディとデヴィッドは激しくやりあったんだ、間違いないよ。でも、それもスタジオで起きたことだった。あれは火花が散る瞬間だったね。だから、あんなにも素晴らしいものになったんだよ」

「といっても少しだけどね」とブライアン・メイは続けている。「誰が最後にスタジオにやってくるかとかね。だから、あれはある種素晴らしくもあったし、よくないところもあった。でも、僕の中ではひどい思い出というよりも、素晴らしいものとして今じゃ記憶に残ってるけどね」

ブライアン・メイはさらに次のように語っている。「あのセッションでやったすべてが世に出たわけじゃないんだ。だから、それも考えられるよね」

先月、ブライアン・メイはバンドメイトのフレディ・マーキュリーがエイズとの闘病生活の中で足を失うことになっていたことを明かしている。

ブライアン・メイは自身が撮影したクイーンの立体写真集『QUEEN in 3D』の中でフレディ・マーキュリーの病気について述べている。写真集からの抜粋が『サンデー・タイムズ』に掲載され、そのなかでブライアン・メイは次のように記している。「問題は実は足だったんだ。悲しいことに、本当に少ししか残っていなくてね。食事をしていた時に一度、僕らに見せてくれたことがある。彼はこう言ってた。『ああ、ブライアン、これを見せることで動揺させたら申し訳ないね』ってね。僕はこう答えたよ。『動揺しないよ、フレディ、君がどれだけの痛みに耐えなければならなかったか、それが分からない限りはね』ってね」

ブライアン・メイはフレディ・マーキュリーがエイズとの闘病生活について滅多に口にしなかったことも明かしている。彼は次のように振り返っている。「彼は『僕がこの病気を抱えていることは分かってくれてると思う』と言ってた。もちろん、僕ら全員知っていた。でも、知りたいわけではなかったからね。彼はこう言ったんだ。『多分、この病気を抱えていることに眉をひそめているんだろうね。このことについては話したくないんだ。僕らの生活は変えたくないからさ。でも、こういう状況なんだよ』ってね。そうやって彼は気持ちを切り替えてたんだ」

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