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レディオヘッドは名作『OKコンピューター』の全曲解説を行い、その中で本作がザ・スミスやトニー・ブレア元首相から一部影響を受けていることを語っている。

レディオヘッドは未発表曲3曲を収録した『OKコンピューター』の20周年記念エディションのリリースを控えている。『OKNOTOK』と題された本作は、レディオヘッドがグラストンベリーのヘッドライナーを務める6月23日にリリースされる。

米『ローリング・ストーン』誌による特集記事の中で、レディオヘッドのメンバーはアルバムの全曲解説を行っている他、(R.E.M.のボーカルである)マイケル・スタイプやアラニス・モリセットなどもアルバム・リリース時期について振り返っている。

“Airbag”について、トム・ヨークは「事故や悲惨になりうる状況に巻き込まれた時もその場から離れれば、それが何にせよ、何度も生きていることを実感できるんだ」と語っている。一方で、“Paranoid Android”については「50パーセントは“Bohemian Rhapsody”(クイーン)」で「50パーセントはザ・ビートルズの“Happiness Is a Warm Gun”」だと評している。さらに“Subterranean Homesick Alien”に関しては(1977年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督のアメリカ映画である)『未知との遭遇』の名前を出している。

レディオヘッドは、バズ・ラーマン監督の映画『ロミオ+ジュリエット』のために書かれた楽曲である“Exit Music (for a Film)”について説明する際に、この曲がジョニー・キャッシュ、レミー・ゼロ、ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』からどれほど影響を受けているかについて語っている。一方で、“Let Down”についてトム・ヨークは「幻想の中にいて目の前を通り過ぎていくものを眺めている中で生まれた曲」だと説明している。

ジョニー・グリーンウッドは“Karma Police”について「ザ・スミスへの賛辞みたいなもの」だと語っており、“Fitter Happier”はトム・ヨークが「抗生物質でいっぱいの動物を食べるために自分たちは動物を太らせていて、それを購入すると、抗生物質が血液中を流れて、抗生物質に対する耐性がつく」という内容の本を読んで生まれたものだという。

“Electioneering”について、トム・ヨークはトニー・ブレア政権の隆盛によって生まれたイギリスの「楽観主義」と自身が抱いていた疑念の両方によって生まれたものであると述べている。「イギリスではほんの束の間、政治が私欲や既得権益から切り離されるという考えがあった。しかし、数ヶ月もしないうちに、そんなことはありえないと明らかになったんだ」

トム・ヨークは“Climbing Up The Walls”については次のように語っている。「普通の人生を歩めるような人が、ある日精神的に耐えかねて、想像もつかないようなことをするのはなぜかという問いに、ある意味ひねくれた理由で魅了されたんだ。それって人々が気に留めないような文脈の中で起こっていることだからね。本当は気に留めるべきことなのに」一方で、“No Surprises”は「年老いた年金受給者たちといた2時間のバス旅行中に」書いた曲だと語っている。

“Lucky”はレコーディングに5時間しかかかってらず、プロデューサーのナイジェル・ゴッドリッチはレコーディング作業について、「『OKコンピューター』の序章」だと表現している。そして、アルバム最後の楽曲“The Tourist”についてトム・ヨークは次のように述べている。「スピードがすべてだった。すべてがとても早く動いていた。それでこう実感した。窓の外を眺めながら座っていると、目の前の景色が確認できないほどにとても早く通り過ぎていくことを」

テキストの全編はこちらから。

http://www.rollingstone.com/music/features/radioheads-ok-computer-an-oral-history-w485753

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