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ポール・マッカートニーザ・ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のアルバム・ジャケットから除外された人物を明かしている。

2017年6月1日はザ・ビートルズの8作目となるフル・アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年となっており、同作はこれまでで最も多くのセールスを記録したアルバムの一つとなっている。

同アルバムのジャケットはフレッド・アステア、エドガー・アラン・ポー、ボブ・ディラン、オスカー・ワイルド、シャーリー・テンプル、マーロン・ブランドを含む様々な著名人が使用されている。

これらのセレブリティーのほとんどが無料で同ジャケットに載ることを嬉しく思った一方で、ポール・マッカートニーは使用料を欲しがった俳優が一人いたと述べている。

「僕ら全員でお気に入りの人を挙げていったんだ。ジョージはインド人の教祖を入れてね。パラマハンサ・ヨガナンダだがそうだし、それにマハー・アヴァター・ババジジがいるね。だから歴史を通して尊敬している人々をそれぞれ入れたんだ。それがアイディアだったんだ」と彼は自身のオフィシャル・サイトの最新インタヴューの中で語っている。

「僕ら全員が好きだった人物もがいたよ。オスカー・ワイルドのようなね。マックス・ミラーはイギリスのコメディアンだった。そして僕らのベース・プレーヤーで亡くなったスチュアート・サトクリフもいるね。アーティストのオーブリー・ビアズリーもね」と彼は続けている。

その後、ポール・マッカートニーは映画俳優のグループ、バワリー・ボーイズのうちの一人が「やろうとしなかった」ことを明かしている。「彼らのうち一人はお金を欲しがったんだ」と彼は続けている。

「僕らはみんなに手紙を書いて言ったんだ。『いいですか?』ってね。まあ、最初はしなかったんだけどさ。でも、EMIの代表のジョゼフ・ロックウッドが僕の家に来て文句を言ったんだよ。彼はこう言ったんだ。『これは悪夢になるよ。訴訟になってしまう!』ってね。僕は『いやいやいや。みんな気にいるよ! みんな、ザ・ビートルズのジャケットに載るんだぜ? 笑い話しになるよ、彼らは理解してくれるだろうね』ってさ。彼はこう言ったんだ。『いいや、彼ら全員に手紙を書かないとね』ってね」

「だから、そうしたんだ。手紙を出したよ。『我々はあなたの画像を使ってこれをしようと計画しています。いいですか? 大丈夫ですか? OKをください』ってね。それで、みんな了解してくれたんだ。取引をしたがったザ・ボワリー・ボーイズの一人を除いてね」と彼は説明している。「それで僕らは思ったんだ、『というかさ、ここには十分人がいるよね』ってさ」

一方、先月『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年を記念して、リバプールにスペシャルなポップアップ・ショップがオープンすることが決定している。

5月25日にキャヴァーン・クラブのあるマシュー・ストリートにポップアップ・ショップはオープンし、6月11日まで展開するという。

『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は50周年記念エディションが5月26日に世界同時発売されている。

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