GETTY

Photo: GETTY

インスパイラル・カーペッツのドラマーであるクレイグ・ギルの妻は、検視の結果、夫が自殺と評決されたことを受けて声明を発表している。

『ガーディアン』紙は、妻のローズ・マリー・ギルが耳鳴りの深刻な影響についてより広く認知される必要があると語っていると報じている。

クレイグ・ギルはこれまで鬱の病歴や自殺願望がなかったため、その死は遺族や友人たちにとって「衝撃」だったとしている。しかし、検察医による検視を受けて、ローズ・マリー・ギルは声明を発表しており、彼の耳鳴りは「耐え難いもので、彼はなす術がないと感じていました」と説明している。

ローズ・マリー・ギルは耳鳴りが精神衛生に与える影響についてより認知と情報を推し進めていきたいとし、次のように述べている。「その症状は日々の健康に影響を与え、彼は誰にも言うことなく、睡眠不足と不安神経症の両方に苦しんでいたのです」

「クレイグなしの人生を送る日々と闘っていますが、今は耳鳴りと精神衛生に対する認知について語り合い、伝えていくことができます。このことを告白し、互いに語り合い、その恐怖や考えを分かち合うには勇気が必要なのです」

インスパイラル・カーペッツのメンバーも検視に出席し、キーボード・プレイヤーのクリント・ブーンは次のように述べている。「クレイグは友人であり、忠実な息子にして兄弟であり、哲学的な父親であり、我々ギャングの重要なメンバーでした。彼と一緒に30年にもわたって音楽を作ることができたことを途轍もなく光栄に感じています」

44歳だったクレイグ・ギルはグレーター・マンチェスターのグリーンフィールドにある自宅で亡くなったところを発見されている。

葬儀が行われた際、リアム・ギャラガーは「クレイグ・ギルの遺族と友人に大きなリスペクトを。素晴らしい葬儀だった。安らかに」とツイートしている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ