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デヴィッド・ボウイが作曲した楽曲を使用したミュージカル『ラザルス』がVRで体験できることが明らかになっている。

ミュージカル『ラザルス』は、2016年にニューヨークで6週間上演された後、昨年11月から今年1月までロンドンのキングス・クロス・シアターで上演された。

「ホワッツ・オン・ステージ」によれば、『ラザルス』のVR化は、4月21日から4月30日まで開催されるヴィクトリア&アルバート博物館パフォーマンス・フェスティバルの一環をなすものとなっている。

ミュージカルの映像はフェスティバルで開催される「フロム・VHS・トゥ・VR」と題されたイベントで上映される予定で、映像は1月の公演を収録したものとなっており、マイケル・C・ホールやエイミー・レノックス、ソフィア・アン・カルーソらが出演している。

VRの体験に先立って国立パフォーマンス映像アーカイヴのキュレーターであるエミリー・ハリスによるトークが行われ、その後ヘッドセットを付けることでVR体験に参加できるという。

入場は無料となっており、更なる情報はヴィクトリア&アルバート博物館のオフィシャル・サイトを御参照ください。

https://www.vam.ac.uk/

『ラザルス』に出演したマイケル・C・ホールは、今年のブリット・アウォーズの授賞式で最優秀ブリティッシュ男性アーティスト賞をデヴィッド・ボウイに代わって受け取っており、受賞スピーチでデヴィッド・ボウイへの追悼の意を表明している。

「もしデヴィッド・ボウイが今夜ここにいられる状態だったとしても、彼は恐らくここにはいないでしょう。ですが、彼は今夜ここにいられない状態なので、私が彼やご遺族の代理として、彼が自身の果てしない想像力や大胆さ以外に一切の恩恵を受けることなく、その絶え間なく広がり続けるアーティスティックな生命力で私たちを同時に癒し、印象づけ、驚かせてきたことの証を受け取ります。もしかしたら彼は今夜ここにいるかも知れませんね。ともあれ、みなさんの前に立ち、彼の作品の効力に対して与えられたものに感謝の意を示すことができて光栄です。また、デヴィッドの優しさ、寛大さ、そして熱意が、今後もいつまでも私がよりよい人間になるためのインスピレーションであり続けることも付け加えておきます。彼の代わりに……ありがとうございます」

受賞スピーチの様子はこちらから。

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