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エックス・レイ・スペックスのポリー・スタイリンの人生をめぐる新たなドキュメンタリー作品が企画されていることが発表されている。

『ポリー・スタイリン:アイ・アム・ア・クリシェ』と題された本作は、監督のポール・サングがクラウド・ファンディング・サイト「インディゴーゴー」で制作費を募っており、ポリー・スタイリンによる「女性蔑視や人種差別、精神疾患との闘い」を描いたものになると説明されている。

https://www.indiegogo.com/projects/poly-styrene-i-am-a-cliche-music-feminism#/

このドキュメンタリーはポリー・スタイリンの娘であるセレスト・ベルがナレーションを務める予定となっている。

プロジェクトのトレイラー映像はこちらから。

「インディゴーゴー」におけるプロジェクトの支援に対する特典には、映画制作班とのランチ、エグゼクティヴ・プロデューサーとしてのクレジット、オリジナルのエックス・レイ・スペックスのバッジやサイン入り映画台本などが挙げられている。

説明には次のように記されている。「我々はポリーが気に入るであろう特典を考える努力をしました。表現の自由と個性の擁護者であった彼女のアイデンティティに見合うよう、ポリーのセレスト・ベルによるデザインのTシャツや、トート・バッグ、劇場用ポスター、マグカップ、1枚限りの限定ポストカードなど、ユニークで限定の特典を提供しています」

今回のプロジェクトに贈られたアーティストからの発言も掲載されており、モリッシーは「ポリー・スタイリンはイギリスのアートとサウンドに多大な貢献をしてくれたんだ、とても多くの人々が彼女を必要としている絶望的な時代に」と述べている。

ジョン・ライドンは以下のような言葉を寄せている。「エックス・レイ・スペックスはサウンド、アティテュード、そして全体にほとばしるエネルギーと共に登場したんだ。それ以外のものなどまったく関係なかった。素晴らしかったよ」

ポリー・スタイリンは2011年に享年53歳で乳ガンとの闘病の末に亡くなっている。ドキュメンタリーは2018年の11月に完成する見込みとなっている。

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