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カサビアンのサージ・ピッツォーノは今日のギター・ミュージック・シーンに警鐘を鳴らし、バンドの新作について「ギター・ミュージックを奈落の底から救い出す」ものになると語っている。

ニュー・アルバムのリリースを控えているカサビアンだが、新作についてサージ・ピッツォーノは、世界情勢での問題やフロントマンのトム・ミーガンが抱えた精神的問題への対抗手段として「フィール・グッド」なアルバムになったと語っている。

「トムも本当に喜んでるよ。フィール・グッドなアルバムになったからね」とサージ・ピッツォーノは『Q』誌に語っている。「ギター・ミュージックを奈落の底から救うって感じなんだ! 本当に奈落の底に落ちてしまったからね。歌うのに素晴らしい楽曲だし、トムのために、そうしたことのために作られたんだよ」

同じインタヴューのなかでフロントマンのトム・ミーガンは率直に「公にはしていなかった精神崩壊」について語り、「最低」だった2016年は友人の死やパートナーとの別れ等があり、「まったくダメだった」と語っている。

しかしながら、サージ・ピッツォーノはトム・ミーガンについて、それでもなお素晴らしいフロントマンであり、「この世で一番リアルな奴」だとしきりに語っている。

「トムは感情をいつも隠さずに表現するし、傷つくこともあるよ。オープンな人間だからね」とサージ・ピッツォーノは語っている。「だからこそ、人々は彼と繋がれるんだけどね。トムが10万人もの人々の前に立つと、観客たちは自分が1人じゃないって思えるようになるんだ。トムと自分たちの痛みや幸福感を分かち合って繋がれるんだよ。それってパワフルなことだよね。分かるかい? 俺たちはリアルなんだ。特にトムはね。トムはこの世で一番リアルな奴だよ。後でこき下ろしてくれたって構わないけど、トムは俺がなりうる以上にリアルな男なんだ」

サージ・ピッツォーノは先日、『NME』に前作『48:13』よりもギターサウンドに重点を置いたアルバムになることを明かしている。「実はまたギターと恋に落ちたんだ。ESGとかトーキング・ヘッズとか、そういう類の音楽を聴いていたら、どんどん広がっていってね。今日的な意味を持ち、それでいて重要なギター・アルバムを作りたいと思ったんだ。そういうのは久々だったね。俺たちはいつも前作の逆を行くんだけどさ。前作では実験的なシンセ・サウンドをやったからね。スタジオの角に置いてある自分のリッケンバッカーを見つめて思ったんだ。『これが俺のやるべきことだ』ってね。それで曲を作り始めたんだよ」

先日、ニュー・アルバムが完成したことを報告したカサビアンは、先週コメディアンのノエル・フィールディングや『THIS IS ENGLAND』等への出演で知られる俳優のスティーヴン・グレアムが出演するミュージック・ビデオの予告映像を公開している。

カサビアンは今夏、レディング&リーズ・フェスティバルや、グラスゴーで開催される新たなフェスティバル「TRNSMT」でヘッドライナーを務めるほか、日本でもソニックマニアにヘッドライナーとして出演することが発表されている。

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