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デペッシュ・モードは、自分たちのことを「オルタナ右翼のオフィシャル・バンド」と称した白人至上主義で知られるリチャード・スペンサーを激しく批判している。

白人国家主義のシンクタンクである国家政策研究所の所長を務めるリチャード・スペンサーは、2月に保守政治活動協議会に出席し、「デペッシュ・モードはオルタナ右翼のオフィシャル・バンドだよ」とコメントしたことが報じられていた。

先日もリチャード・スペンサーの発言を否定していたデペッシュ・モードだが、最新のインタヴューでフロントマンのデイヴ・ガーンは、リチャード・スペンサーについて「クソ野郎(Cunt)」と批判している。デイヴ・ガーンは米『ビルボード』誌に以下のように語っている。「この男は既に世間からの注目を集めすぎてるよな。リチャード・スペンサーみたいな奴がどうして危険かって、そもそもの話、クソ野郎だからさ。それも教養のあるクソ野郎でさ、一番恐ろしいのはそこなんだよ」

彼は次のように続けている。「今回のことは奴がいつも適当にほざいてることの一つに過ぎないと思うよ。ともあれ、奴はミロ・イアノポウロス(オルタナ右翼として知られるジャーナリスト)みたいな、ああいうタイプの男ではないと思うんだ。目立ちたがりの、どう考えても少しばかりクレイジーな男とはね。ミロを『リアル・タイム・ウィズ・ビル・マー』で観た時にさ、『こいつは正気じゃないな』って思ったんだよ。こういう人たちって俺にとってはそんなに危険ではないんだけど、こっちの奴(スペンサー)みたいなのが力を貸すわけだからね。いけ好かないよな……今回のことについては電話なりメールをそんなに多くは受け取ってはいないんだけど、周囲の友だちとか都市部の友だち、他のアーティストたちは『これはどういうこと?』ってショックを受けてたよ」

「24歳になる俺の息子のジミーもちょっとショックだったみたいでさ。最初に連絡してきた内の1人だよ。『すぐに反論した方がいいよ』ってね。ほら、人って何か読むと、残念ながらそれが事実であるように捉えてしまうだろう。最近は大変だよな。自分が読んでるものについて調べて、情報のソースを探らなきゃならないんだ」

デイヴ・ガーンはまた、デペッシュ・モードの音楽が右派への言及や関連があると勘違いされてきたことについて言及している。「長年にわたって、俺たちの作品なりが間違って解釈されることが何度もあってさ。比喩だったり、行間だったりがきちんと読み取ってもらえなくてね。いずれにせよ、俺たちは社会主義的な、もしくはワーキング・クラスって言うべきかな、そういうインダストリアル・サウンド的なアプローチをしてるわけでさ。それが俺たちの出自なんだ。俺たちはロンドンから東に30分ほど離れたエセックスの公営住宅っていう酷い場所から出てきたわけでね。60年代末にロンドンの人口が増えすぎたから、人が集まったっていうような場所からね。だから俺にはリチャード・スペンサーが言ってることなんかちっとも分からないんだよ」

デイヴ・ガーンは、『ザ・ニュー・ヨーク・ポスト』紙による別のインタヴューでもリチャード・スペンサーについて言及している。「(インタヴューの最中に)奴が殴られた映像を見たよ。ざまあみろって感じだね」

デペッシュ・モードの新作『スピリット』は3月17日のリリースが予定されている。アルバムはシミアン・モバイル・ディスコのジェームス・フォードがプロデュースを務めている。

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