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ジャック・ホワイトはステージに上がる前の習わしとして、たびたび自身をある種の「狂乱状態」へと追い込むと明かしている。

ジャック・ホワイトは現在、2014年リリースのセカンド・ソロ・アルバム『ラザレット』に続くアルバムの制作をテネシー州ナッシュビルで行っているという。

「レッドブルとウィスキーのショットを飲んでるんだ」と『ザ・ニューヨーカー』誌によるインタヴューの中でライヴ前の状況について彼は語っている。「バックステージにいる時は野球のバットで物を壊したりね。狂乱状態へと追い込まなきゃなんないだよ」

同じインタヴューの中でジャック・ホワイトは、かつて14歳の頃に「芝刈りをして」稼いだお金で買ったオープンリール・デッキを用いてレコーデイングを行っていたことを明かしている。

当該のオープンレールデッキは現在、四つある窓がすべて閉ざされ日光が遮断された部屋にある唯一のレコーディング機材として光を放ち、それ以外には簡易ベッドしかないと、記者のアレック・ウィルキンソンは綴っている。

ジャック・ホワイトはまた、楽曲制作に向けた心構えについても明かしている。「隣部屋の人に聴かれないような場所で曲を書きたいと思ってるんだ」と41歳のジャック・ホワイトは語っている。「僕はマイケル・ジャクソンのように音楽を書きたいんだよ。楽器でパート毎に書いたり、メロディーを口ずさんだりするのではなく、ただ思いつくっていうね。すべてを頭の中で作業して、静寂の中でやってしまって、一つの部屋しか使わないんだ」

一方、ジャック・ホワイトのサードマン・レコードは、デトロイトに新しくアナログ盤のプレス工場をオープンしている。

この施設は、デトロイト市のキャス・コリドーに2月25日にオープンしている。そこは、ザ・ホワイト・ストライプスが初めてのライヴを行った場所であり、ジャック・ホワイトの高校があった場所ともなっている。

サードマン・レコードのこの新規事業では、「環境に配慮したプレス用の機器を、特設の製造設備の中に」導入しており、このような試みは初めてだという。プレスの設備は「空調システムでレコードを硬化させるプロセスから出た水をリサイクルして」使用し、それぞれの工程には「温度、油圧圧縮、そして押出速度を制御するデジタル・タッチスクリーンが装備されている」という。

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