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パニック!アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーは、エスカレートするファンからの嫌がらせのために家を引っ越したことを明かしている。

ブレンドン・ユーリーはファンに自宅の住所を公開しており、ファンから手紙やプレゼントが定期的に届いていたのだという。

ブレンドン・ユーリーはファンからのプレゼントを「一度も迷惑に感じたことはない」としながらも、「時が経つにつれて送られてくる手紙も増えた」と明かしている。

「次第に手紙やプレゼントに留まらず、ファンが家に来るようになったり、頻繁に嫌がらせを受けるようになったんだ」とブレンドン・ユーリーはファンに向けたメッセージに綴っている。「自分の家にいるのに安全に感じられなくなるくらい悪化していったんだよ」

『ロック・サウンド』によれば、ブレンドン・ユーリーは「不適切な行動がどのようなものかはっきりさせたい」との思いからメッセージを投稿したのだという。

ブレンドン・ユーリーによるメッセージの全文訳は以下の通り。

「3年前、僕は家を買ったんだ。夢のような家だったよ、本当にね。家の一部をスタジオにしてそこでアルバムを書いたし、屋根からプールに飛び降りた回数だって数え切れないくらいさ。素晴らしい時間だった。

そこに住んでる間、住所を公開してからはファンから手紙やプレゼントが届くようになった。これに関しては一度も迷惑に感じたことはないよ。でも、時が経つにつれて送られてくる手紙も増えていってね。次第に手紙やプレゼントに留まらず、ファンが家に来るようになったり、頻繁に嫌がらせを受けるようになったんだ。自分の家にいるのに安全に感じられなくなるくらいだったんだよ。

このメッセージで僕は、かつての安全な場所から引っ越したことをみんなに発表するよ。

これをきっかけに不適切な行動がどのようなものかはっきりさせたいんだ。誰しも安全に感じる権利があるし、誰しもが幸せになる義務があるんだ。そういうわけで、それを可能にしてくれるであろう他の場所に僕は家族を連れて行くよ。

家よ、クリエイティヴな空間をくれてありがとう。人生の中の短い期間だったけど、休む場所を貸してくれてありがとう。

さっきも言ったけど、みんなから手紙やプレゼントを受け取ることは続けていきたいと思ってるんだ。だから、僕から離れた住所を書いておくね。定期的にチェックするよ。

ありがとう。愛してるよ。

901 N Fairfax Ave, #176, Los Angeles, CA 90046-7203」

ブレンドン・ユーリーは昨年「心の中では言葉にできないくらい苦しんでいる」という自身の不安症について明かしている。

昨年、通算5作目のアルバム『ある独身男の死』をリリースしたブレンドン・ユーリーは、公共の場で人に近づくとナーヴァスになってしまうことを明かしている。

「僕は好きな人に会うと、交流を持ちたいって思うんだ」とブレンドン・ユーリーは『ケラング!』誌に明かしている。「とはいえ絶対に交流しないんだけどね。僕は不安症のクソ野郎なんだ。まあ、そういう選択肢があるのは実際、素晴らしいんだけどさ」

自身の不安症について、ブレンドン・ユーリーはこう続けている。「たくさん人が乗っているエレベーターに乗っているとしよう。そうすると『やばい!ここから僕を出してくれ!』ってなってしまうんだよ」

「僕の見た目からは想像もつかないだろうけど、心の中では言葉にできないくらい苦しんでるんだ。僕はまず最初に(人前から)自分を連れ出す方法を考えるんだよ。フェスには行けるし、開放的な場所だって行けるけど、たくさんの人たちでいっぱいになった部屋に入ってしまうと、どうしようって感じなんだ」

ブレンドン・ユーリーはまた、スーパーマーケットですら15分以上滞在すれば「気が狂って」しまうと明かしている。「人がたくさんいる場所でなくても、特定の状況下で不安になってしまうことがあるんだ。子供の頃にスーパーで迷子になったことがあるせいかもしれない。ひたすらさまよってたんだ。それがトラウマになってるのかもね。だから僕は長時間スーパーにいるのが好きじゃないんだ」

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