Andrew Ogilvy

Photo: Andrew Ogilvy

ライドは先日公開した新曲に続いて更なる新曲を公開している。

現地時間2月21日に20年以上ぶりとなるアルバムからの新曲“Charm Assault”を公開していたライドだが、より初期に近いドリーミーなサウンドの楽曲“Home Is A Feeling”を公開している。

“Home Is A Feeling”は現地時間2月22日にアップル・ミュージックの「Beats 1」の番組で初公開されている。

フロントマンのマーク・ガードナーはこの曲について次のように語っている。「この曲は僕にとって、まるでワイド・スクリーンで音付きのスローモーション映像を観ているかのようなんだ。とても長く、盛大な夜の後、クタクタになって帰宅し、夜明けをむかえる感じだね」

ギタリストのアンディ・ベルは次のように続けている。「すべての新曲の中でも“Home Is A Feeling”は初期のライドのサウンドに最も近いんだ。この曲でヴィンテージなことをやれて、よかったよ。というもの、今作ってるアルバムはすごく幅広いサウンドに焦点を当ててるんだ。短くスウィートなものだったり、メロディアスな楽曲だったり、ハーモニーを重ねたり、深いリバーブのギターだったり、ゆったりとしたドラム、激しいディストーションのベースだったりね。エロール・アルカンは思慮深いエロクトロニックの魔術師の帽子を被ってくれてね、僕らのハーモニーをサンプリングして、それをシンセサイザーの音色にしたりしてるんだ。最終的にそれを使って、他の曲にも当てはめたりしてね。この曲は時差ボケみたいなサウンドにしたかったんだ。ヴァリスピードを使って、すべての音源を実際のテンポより速くしたり遅くしたりして、レコーディングしたんだ。1966年のザ・ビートルズと1988年のマイ・ブラッディ・ヴァレンタインを合わせたみたいな感じだね……それって言い換えればライドなんだけどさ」

バンドは新作についてウィチタ・レコーズと契約しており、通算5作目となる新作は現在のところ夏にリリースされる予定となっている。アルバムはエロール・アルカンがプロデュースを手掛けており、アラン・モルダーがミックスを担当している。

シューゲイザーの先駆者と言えるライドによる現時点での最新のフル・アルバムは1996年3月にリリースされた『タランチュラ』となっており、バンドはこの年、解散している。2001年にはテレビのためのパフォーマンスのために短期間にわたって活動したが、正式な再結成は2014年に発表されている。この際、ギタリストのアンディ・ベルは『NME』に次のように語っている。「僕らは全員友人だから、ずっと然るべき時はいつなのか考えてたんだ。そして、今がその時だったんだよね」

フロントマンのマーク・ガードナーは2014年に『NME』に次のように語っていた。「僕らのレコードを初めて買ってくれる人なんかもいてね。僕らが解散した後も僕らの音楽の重要度は増してたんだ。だから、みんなの望むものをやりたいよ。僕らがライヴでニュー・アルバムをやったらバカだろ。でも、新曲を作らないと言ってるわけじゃないけどね」

もう1曲の新曲“Charm Assault”の音源はこちらから。

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