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メガデスのフロントマンであるデイヴ・ムステインは、グラミー賞受賞の際にメタリカの曲を演奏されたことについてインタヴューに答えて、自身の考えを語っている。

今年のグラミー賞授賞式は現地時間2月12日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われ、メガデスは“Dystopia”で最優秀メタル・パフォーマンス賞を受賞している。しかし、受賞の際、会場のバンドはメタリカの“Master Of Puppets”を演奏していた。

デイヴ・ムステインはメタリカの結成メンバーの一人で、オリジナルのリード・ギタリストだったが、薬物やアルコールの問題で他のメンバーと衝突し、1983年にバンドを解雇されている。その後、彼はメガデスを結成しており、これまでメタリカとの「確執」については数多く語られてきている。

先日、この件について「まあ、メガデスの曲を演奏できないからって彼らを責めちゃダメだよ」とツイートしていたデイヴ・ムステインだが、米『ビルボード』誌にどう思ったかを語っている。

「誰のどんな曲だった演奏できたんだろうけどさ。関係ないんだよ。だって、俺たちの時間だったわけでさ」とデイヴ・ムステインが語っている。

「相互関係があったと思うんだけどね。こう考えたんだよ。『おお、メガデスだ。メガデスの曲は知らないけど、メタリカだったらこの曲は知ってる。じゃあ、これをやろう。奴は怒ると思うかい? そうは思わないし、そうでないことを願おう。じゃあ、やってしまえ』ってね。それで、俺たちはあそこに行って、『お前ら、俺が聴いた中でも最低の“Master of Puppets”だったぜ』って言ってやったんだ。まあ、そんなこともあったわけだけど、グラミー賞を獲ったわけだからね。そのおかげで、後ろでハウス・バンドがどの曲をカヴァーするのか案じることになったわけだからさ」

メガデスは5月にアンスラックスをスペシャル・ゲストに迎えて来日公演を行うことが発表されている。

“Dystopia”のミュージック・ビデオはこちらから。

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