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ブルース・スプリングスティーンは、ドナルド・トランプ大統領とオーストラリアの首相であるマルコム・ターンブルとの電話会談を受けて、メルボルン公演でジ・オーロンズの1962年の楽曲“Don’t Hang Up”を演奏している。

ドナルド・トランプ大統領はマルコム・ターンブル首相との電話会談の中で、移民政策をめぐって激しい論争を繰り広げており、豪首相と政権に対して腹を立てたと報じられている。ドナルド・トランプ大統領は、オバマ政権によって合意された、アメリカが1250人の難民を受け入れるという合意を「馬鹿げた取引」だとしている。ドナルド・トランプ大統領は2000人を受け入れなければいけないものだと考えていたという。

現在、オーストラリア・ツアーを行っているブルース・スプリングスティーンは、現地時間2月2日に行われたメルボルンの公演でこの外交上の問題に言及している。「今夜はみんなの前に恥ずかしいアメリカ人としてステージに立つよ」と語っている。そして、ジ・オーロンズによる“Don’t Hang Up(電話を切らないで)”のカヴァーを披露している。彼は「母国に送り返すメッセージとしてやらせてもらうよ」と続けている。

その模様はこちらから。

先日、ブルース・スプリングスティーンは、ドナルド・トランプ大統領の議論を呼ぶことになった入国と移民に関する大統領令を批判している。ドナルド・トランプ大統領は、シリア、イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンというイスラム教徒が多数を占める7カ国からの入国を当面禁止している。

「今夜、僕らの国の各地の空港でイスラム教徒の入国禁止と外国人、難民の身柄拘束に抗議しているたくさんのアメリカ人を僕らも支持したいと思うんだ。アメリカは移民の国なんだよ。だから、民主主義に反するものだし、根本的な点で非アメリカ的だと思うんだ」とブルース・スプリングスティーンは語っている。

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