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オールマン・ブラザーズ・バンドのドラマーにして結成メンバーであるブッチ・トラックスは警察の発表によって自殺であることが明らかになっている。

『マイアミ・ヘラルド』紙がこのニュースを報じており、ウェスト・パーム・ビーチにある自身のマンションにおいて彼は拳銃で頭を撃ち抜いたとしている。報道によれば、ブッチ・トラックスと25年を共にしてきた妻で画家のメリンダ・トラックスが立っている側でのことだったという。犯罪や不正などは疑われていない。

警察の記録にはメリンダ・トラックスの通報時の会話の記録も記載されており、現地時間18時頃にあった通報で彼女は「ヒステリック」になっており、会話をするのも困難な状況だったとしている。

警察の到着時、まだブッチ・トラックスに息はあったが、まもなく行きを引き取ったという。現在、検視も行われており、その結果が明らかになるのは数週間後とされている。

訃報を受けて、グレッグ・オールマンは声明の中で次のように述べている。「心が張り裂けそうだよ。僕はまた兄弟を失い、言葉にならないほど傷ついてる。ブッチと僕は10代の頃からの知り合いで、45年以上バンドメイトだった。彼は偉大な人だったし、偉大なドラマーだった。ずっと彼を惜しむことになるだろうね。ブラザーであるブッチよ、安らかに」

オールマン・ブラザーズ・バンドのギタリストであるウォーレン・ヘインズは次のように述べている。「今日、我々は兄弟を失い、音楽界は偉大で、革新的なドラマーであり、ロックの歴史の一部となっている人を失いました。ブッチと25年以上にわたってブッチと一緒に音楽をやり、人生を共有できたことを本当に光栄だと思ってるよ。本当に悲しい日だ」

ブッチ・トラックスの甥であるデレク・トラックスはテデスキ・トラックス・バンドのツイッター・アカウントで「安らかに、叔父のブッチよ」とツイートしている。

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