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ジャーヴィス・コッカーと元パルプのメンバーでもあったリチャード・ハーレイは、シェフィールドの木々を守るキャンペーンを行っている。

二人は市の契約業者が街路樹を伐採するのを防ごうと、シェフィールド市内で最も素晴らしい木を探すコンテストに関わっている。

昨年の11月、市の契約業者が早朝に市民を起こして車を動かすよう命じ、警察が70歳の名誉教授や71歳の引退した教諭らを含む抗議者らを逮捕し、自由民主党の元党首であるニック・クレッグの選挙区であるハラムにある8本の木を伐採した事件以来、この問題は表面化している。

シェフィールドの木をめぐる争いは、2012年、当時労働党が与党であった市議会によって承認された20億ポンド(約2820億円)のプライベート・ファイナンス・イニシアティヴ(PFI、公共サービスを民間の機関に委ねること)に端を発している。市と契約したアメイ社は、市内の3万6千本の木のメンテナンスを、道路のメンテナンス契約の一環として行うこととなっている。

『ガーディアン』誌によると、市はアメイ社との契約の内容を無編集のまま公開することを求める市民の要望を繰り返し拒絶している。

シェフィールド在住のリチャード・ハーレイは市議会が街路樹の伐採の管理について「巨大な過ちを犯したんだよ」と語っている。

「これは実にシンプルにまとめることができる問題なんだけど、君は息をするのが好きか?ってことなんだ。実に素晴らしいことで、それを生きてると呼ぶわけでね。僕らが吐き出してるものを木が吸い込んで、僕らが吸い込んでいるものを木が吐き出している。ただそれだけだよ」と彼は語っている。

リチャード・ハーレイは、納税者は「引きずり出されて、困り果て」、議会に対してプライベート・ファイナンス・イニシアティヴの契約書の全文を公開するように要求しているという。「ほんの少しの人々しか知らない、議員ですら知らない、オズの魔法使いのカーテンの向こう側みたいな感じだよ。道端の人とか、パブにいる人なんて何も知らない。僕にとってもそれこそ木のようにねじ曲げられて信頼できないって感じなんだよね」

一方、ジャーヴィス・コッカーは先日、音楽家のチリー・ゴンザレスと共に考案した、新たな「マルチメディアによるミュージカル・エンタテインメント」を発表している。

「ルーム29:ジャーヴィス・コッカー&チリー・ゴンザレス」と題されたこの作品は、ロンドンのバービカン劇場で2017年3月23日から25日に上演される予定となっており、「ハリウッドのシャトー・マーモント・ホテルの29号室で起こったことについての一連の楽曲」とのことで、「チリー・ゴンザレス作曲/ジャーヴィス・コッカー作詞の楽曲に加え、ハリウッド映画の名作の映像、生のダンス、観客の参加」といった要素で構成されているという。

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