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レディオヘッドの新作発売イベントの最中に襲撃を受けたイスタンブールのレコード店、ヴェルヴェット・インディグラウンドが閉店している。

昨年6月に『ア・ムーン・シェイプト・プール』のプロモーションのために行われたイベントの最中にこの店舗は、20人の武装集団に襲撃されており、少なくとも一人がケガを負っている。当時、イスラム教では年に1回日の出から日没まで断食をするラマダーンの時期にあたり、それにもかかわらず今回のイベントがアルコールを提供していたことに抗議したと思われる。

事件を受けて、オーナーのリー・ソクウは一時的に店舗を閉めていた。

しかし、今回オーナーは顧客を失い、トラウマ的な出来事を払拭するのは難しいと判断して、店舗を恒久的に閉店することに決めたという。

「見知らぬ人が店に立ち寄っては事件のことについて話していきました」と彼は語っている。「人々が面白いゴシップのように考えていることに私は耐えられませんでした。それは常にあのひどい体験を私に思い出させ、苦しめるのです」

事件後、レディオヘッドは広報担当者を通じて以下の声明を発表している。「わたしたちの心は今夜、イスタンブールのヴェルヴェット・インディグラウンドで襲撃された人々のもとにあります。わたしたちはいつか、今回の狭量な暴力的な行いを、ずっと昔の過去の出来事として振り返られるようになることを願っています。今は、わたしたちのイスタンブールのファンに愛とサポートを送ることしかできません」

襲撃時の模様はこちらから。

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