Matt Salacuse/NME

Photo: Matt Salacuse/NME

グリーン・デイが、パンクをテーマとした新たなドキュメンタリー『ターン・イット・アラウンド:ザ・ストーリー・オブ・イースト・ベイ・パンク』の制作に着手している。

このドキュメンタリーは来年2017年のリリースを目指し、グリーン・デイのマネージャーであるパット・マグナレラも制作に参加することとなっている。

『ターン・イット・アラウンド:ザ・ストーリー・オブ・イースト・ベイ・パンク』には、グリーン・デイ、ランシド、NOFXのファット・マイク、AFIのデイヴィー・ハヴォック、デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラとイースト・ベイ・レイといったアーティストが出演することとなっている。

ドキュメンタリーは「1970年代後半に生まれた、音楽と政治についての轟音で激しい反体制の哲学」である「パンク・ロックの進化においてカリフォルニア北部の果たした中心的な役割」を追うものになるという。

「デッド・ケネディーズ、アヴェンジャーズ、フリッパーといったサンフランシスコのベイ・エリア・シーンの先駆者たちや『マキシマムロックンロール』といったファンジンは、パンクがアンダーグラウンドでグローバルになることに寄与したのです」

一方、グリーン・デイは現地時間12月10日に行われたオークランドのオラクル・アリーナでの公演で、先日のレイヴ・パーティでの火災の犠牲者への追悼の意を表している。

12月2日に100%シルクによってゴースト・シップ・ウェアハウスで開催されたパーティーでは、オークランドの歴史においても最も凄惨と言える36名の死者を生む火災が起きている。

80年代から90年代においてグリーン・デイはオークランドのDIYシーンで活動しており、ゴースト・シップのような場所をコミュニティの人間が探していたことについて語っている。

「あの倉庫で亡くなったすべての人々に思いを送りたいんだ。だって、彼らは自分自身を探していた人々だったわけだからね」とフロントマンのビリー・ジョー・アームストロングは語っている。「アーティストでいること、風変わりでいること、そして楽しむこと、そんなことを祝福できる瞬間を彼らは持とうとしていたんだ」

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