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デヴィッド・ボウイのアート・コレクションの2日間に及ぶオークションが行われ、全体で3300万ポンド(約44億円)に達するかという金額を記録している。

1月に亡くなったデヴィッド・ボウイが所有していた400点を超えるアート作品のオークションは、ロンドンのサザビーズのオークション・ハウスで現地時間11月10日夜から開催された。ここではフランク・アウアバーク、ジャン=ミシェル・バスキア、ダミアン・ハーストといったアーティストの作品がオークションにかけられている。デヴィッド・ボウイの遺族は「いくつかの極めて重要な作品」については引き続き所有するものの、アート・コレクションを販売した収益は税金を控除した後、彼の遺産財団に戻されるという。

『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、全体でアート・コレクションのうちの65%となる356点が落札され、初日だけでサザビーズが試算していた800万ポンド〜1100万ポンドの倍を超える2430万ポンド(約32億円)の売上を記録している。

最も高値がついたのはジャン=ミシェル・バスキアの『エア・パワー』で、710万ポンド(約9億5000万円)に達している。また、デヴィッド・ボウイが「この外見のようなサウンドを作りたい」と語ったフランク・アウアバークの『ヘッド・オブ・ゲルダ・ベーム』は380万ポンド(約5億円)の値を付けている。

翌日11月11日にも2つのオークションが開催され、最終的な全体の金額は3290万ポンド(約44億円)に達したという。

オークションが終わってみれば、56の最高値記録が生まれ、1000人を超える落札者がオークションにオンラインで参加したという。

「音楽のペット」としてデヴィッド・ボウイが所有していたレコード・プレイヤーは257000ポンド(約3400万円)で落札されている。

先日、デヴィッド・ボウイは新たな銅像をロンドン北部のエールズベリーに建てるためのキックスターターのキャンペーンが立ち上げられている。1971年にデヴィッド・ボウイはこの地域のフライヤーズ・クラブで『ハンキー・ドリー』や『ジギー・スターダスト』の楽曲を初披露しており、“Five Years”の歌詞ではこの地域の市場について言及されている。

キックスターターのキャンペーンでは10万ポンド(約1340万円)の資金を募っている。

https://www.kickstarter.com/projects/1980358464/david-bowie-statue-aylesbury-market-square-uk

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