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スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンはレスリング団体「TNA」をめぐって株主議決権を求めて裁判を起こしていたが、現地時間10月31日に地方裁判所で否決されている。

スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは、テネシー州ナッシュヴィルに拠点を置くレスリング団体「TNA」のプロデューサーを2015年4月より務めており、2016年8月にはその親会社であるインパクト・ヴェンチャーズの取締役に任命されたことが明らかになっていた。しかし、ビリー・コーガンは9月からこの「TNA」を訴えている。彼は会社に対して3回貸付金を与えており、公正な誓約合意の下で「多重の契約不履行」があったゆえに、過半数の株主である代表取締役のディキシー・カーターの議決権を受け取る資格が法的にあることを主張していた。

彼は裁判で「インパクト・ヴェンチャーズ合同会社の経営者を辞めさせる」権利を有しているという文書を提示している。また、彼は、彼の合意なしで運営される「TNA」の活動を禁止させるといった一時的な禁止命令を求めていた。現地時間の10月31日に米『ザ・テネシアン』紙が報じたところによると、ナッシュヴィルの地方裁判所の裁判官は、こうしたビリー・コーガンの申し立てを棄却したという。

裁判官のエレン・ホッブズ・ライルは、ビリー・コーガンがその類の差し止め命令を行う立証責任を果たしていないと発言している。

しかし、ビリー・コーガンは今回の一件を単純な敗北と捉えていないという。ビリー・コーガンは今日の判決について次のようにツイッター上に投稿している。

「気になる人のために言うと、僕は決して『TNA』に関する裁判官の判決に失望していないんだ。むしろ事情を汲んでくれたことに感謝しているよ」

「今回こうした手続きによって僕が理由あって闘ったビジネスの慣行を照らし出したという事実を勝ち取ったんだ」

「それと、僕は裁判官の判決が支持するところを注意深く読むことをお勧めするよ。そこには組織側の人間の勝利などないからね」

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