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レッド・ツェッペリンの”Stairway To Heaven”は「最も偉大なギター・ソロ」に選ばれている。

”Stairway To Heaven”は、スピリットの1968年の曲“Taurus”の音源を盗作したと訴えられていたが、6月の裁判で陪審員によって勝訴が発表されている。

1971年のアルバム、『レッド・ツェッペリン IV』に収録された”Stairway To Heaven”でのジミー・ペイジのギター・ソロは、『クラシック・ロック・マガジン』で「最も偉大なギター・ソロ」に選ばれている。

今回の受賞について、ジミー・ペイジは異議を唱えている。「”Stairway To Heaven”はツェッペリンにおける僕の最高のギター・ソロかって?」ジミー・ペイジは以下のように語っている。「違うね。まあ、かなり良いものではあるけどさ。あのギター・ソロはすぐ出来上がったんだよ。実を言うと、ソロの下地には何層ものレイヤーがあって、ソロまでのパートがボトルネックになってたんだ」

「とにかく、僕は言ったんだ。『かき鳴らそう』って。深呼吸して、演奏する。それが僕のいつものやり方だ。何パターンか試したんだよ。当時は今程オプションがなかったからさ。当時は16パターンだけだったし、ギター・ソロが入れる隙はボーカルがないパートだけだったからね」

「ギター・ソロのは3パターン位録っておくんだよ。2つ3つ試してみて、ベストのものを選ぶんだ」

ジミー・ペイジは以下のように続けている。「みんなが”Stairway To Heaven”を僕のベストだと言ってくれるのは嬉しいし素晴らしいことだけどね。でも、僕にとってはもっと好きな曲があるんだよね」

『クラシック・ロック・マガジン』による最も偉大なギター・ソロのトップ10は以下の通り。

1. Jimmy Page/Led Zeppelin – Stairway To Heaven
2. David Gilmour/ Pink Floyd – Comfortably Numb
3. Don Felder and Joe Walsh/Eagles – Hotel California
4. Allen Collins/Lynyrd Skynyrd – Freebird
5. Jimi Hendrix/The Jimi Hendrix Experience – All Along The Watchtower
6. Eddie Van Halen/Van Halen – Eruption
7. Brian May/Queen – Killer Queen
8. Slash/GN’R – Sweet Child Of Mine
9. Prince/Prince And The Revolution – Purple Rain
10. Tony Iommi/Black Sabbath – Paranoid

レッド・ツェッペリンは、スピリットのギタリストであるランディ・カリフォルニア(本名:ランディ・ウルフ)の管財人であるマイケル・スキッドモアから、1968年発表の楽曲を盗作したとして訴えられていた。スピリットはレッド・ツェッペリンと1968年、1969年に一緒にツアーを行っている。

レッド・ツェッペリンの勝訴が発表された後、音楽出版社ワーナー/チャペル・ミュージックは、訴訟は金銭目的の不毛な訴えだとして7月7日に裁判費用の返済を求める申し立てを行ったという。しかしながら、ロサンゼルス連邦地裁はマイケル・スキッドモア側に不当な理由が見当たらないとしてワーナー/チャペル・ミュージック側の主張を棄却している。

ニュース・サイト「ザ・ラップ」によれば、マイケル・スキッドモアは先日の裁判に対して審判請求書を提出したという。裁判でのマイケル・スキッドモア側の弁護士であったフランシス・マロフィの振る舞いについて「目に余るほどプロフェッショナルではなく、攻撃的な姿勢」だったと評している。

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