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現地時間10月6日より一般公開予定であったプリンスの自宅兼スタジオ:ペイズリー・パークの公開が、交通量や駐車場、公共安全などの理由により延期されることになっている。

プリンスの地元のミネソタ州チャナッセンに位置するペイズリー・パークは、1988年の完成以降プリンスの自宅とスタジオを兼ねることになる。ペイズリー・パークを自身の死後も博物館として残すことを望んだプリンスは、施設内を観光客にどのように案内するかなどの詳細な指示を生前に出している。

地元紙『スター・トリビューン』によると、チャナッセン市議会はペイズリー・パークの公開が交通量や駐車場、公共安全などにどのような影響を与えるかを議論中であり、現在それらの対策を練っているとのことである。また、ある市議会委員によると、ペイズリー・パークの一般公開によって見込まれる年間の観光客数はおおよそ60万人であり、チャナッセン市を観光都市にするかどうかの議論も残っており、報道によれば、市長のデニー・ラーフェンバーガーはこのことに反対しているという。

ペイズリー・パークの計画案によると、観光客はプリンスの遺体が発見されたエレベーターや地下空間などの一階部分を案内されることになっており、二階にあるプリンスの私室は立入禁止となる。

観光客は、プリンスの生涯のそれぞれの時期を主題にした装飾を施された計12部屋と、レコーディング・スタジオを見学できることになっている。

プリンスが生前に出した指示には「90年代中期における彼の人生の年表を壁に飾ること」や「施設内を観光客にどのように歩いてほしいかを詳細に語った友人達宛の電子メール」などが含まれているという。

ペイズリー・パークの一般公開がいつまで延期されるかはいまだ明らかにされていない。

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