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AC/DCのギタリストであるアンガス・ヤングは、9月20日に開催された「ロック・オア・バスト・ツアー」の最終公演をもってバンドを引退するベーシストのクリフ・ウィリアムズに敬意を表している。

ツアーの最終日であるフィラデルフィア公演を“For Those About to Rock (We Salute You)”で締めくくり、アンガス・ヤングはクリフ・ウィリアムズを、彼の立ち位置であるステージ後方から前方へと連れ出している。そして、観客は39年間ベーシストを務めたクリフ・ウィリアムズに賞賛を送っている。

また、バンドは“Problem Child”を今ツアーで初めて演奏している。

“For Those About to Rock (We Salute You)”と“Problem Child”のパフォーマンス動画はこちらから。

クリフ・ウィリアムズは、最近バンドを去ったブライアン・ジョンソンやフィル・ラッド、マルコム・ヤングに続くこととなり、これで現存のオリジナル・メンバーはギタリストのアンガス・ヤングのみとなっている。ただし、ブライアン・ジョンソンはインイヤーモニターのテストを行った後、ツアー復帰の可能性があることを先日発表している。今回のワールドツアーではガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが代役としてリード・ヴォーカルを務めている

7月に引退の可能性について言及していたクリフ・ウィリアムズは、20日にYouTube のAC/DC公式アカウントへ投稿された特別映像で彼の決心を語っている。バンドを支えてくれるすべての人々に対して「素晴らしい」ツアーができることの感謝を示しながら、この公演で彼がバンドを去る理由について語っている。

「身を引く時が来た、それがすべてさ」とクリフ・ウィリアムズは述べている。「(そして、)フィルやブライアンを失ったことが理由じゃないんだ――こんな風に何かが起きた時はすべてが変わるものなんだ。ボン(・スコット)が死んだ時にも変わった。すべて変わっていくんだよ」

「ツアーから降りて、俺のことをする準備ができたんだ」と彼は続けている。「ツアーの合間に数年の休暇を取る。そのやり方を知っているし、それがこれから予定していることだ。自分の時間を取るんだ。幸せだよ――これからは家族のための時間なんだ。くつろいで、ツアーはやらないっていうね」

そして、彼はバンドと共に過ごした彼のキャリアがいかに上手くいっていたかについて感謝の意を述べている。「非の打ち所がなかったよ。一緒に過ごした人々、過ごした日々、過ごした環境、演奏してきた音楽のどれを取ってもそうだった」

クリフ・ウィリアムズが心境を語る動画はこちらから。

クリフ・ウィリアムズはマーク・エヴァンスの後釜となるメンバーを探すオーディションに合格し、1977年にAC/DCのベーシストとして加入している。彼が演奏に参加した初のアルバムは、バンドが国際的にリリースした4枚目のスタジオ・アルバム『パワーエイジ』で、1978年にリリースされている。

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