ITUNES FESTIVAL 2013

Photo: ITUNES FESTIVAL 2013

イギリスで10代の少年がエルトン・ジョンのコンサートでテロを計画した罪で逮捕されている。

ウェスト・ロンドンのハウンズローに住む19歳のハルーン・アリ・サイドは今年の4月12日から9月9日にわたってテロの実行を準備していた罪で先週逮捕されており、ウェストミンスター治安刑事裁判所に出廷している。彼は来週ロンドンの中央刑事裁判所に出廷するまで、拘留が続く予定となっている。ハルーン・アリ・サイドはまだ罪状認否の申し立てを行っていない。

『ザ・サン』紙によれば、ハルーン・アリ・サイドは9月11日にロンドンのハイド・パークで行われたエルトン・ジョンの公演でテロを起こすことを計画した罪に問われているという。彼は他にもバッキンガム宮殿やオックスフォード・ストリートといった場所をターゲットとしていた。

エルトン・ジョンは6月の公演で、オーランド銃乱射事件についてあらためて追悼の意を表明している。

6月12日の未明、オーランドのゲイ・ナイトクラブのパルスでオマール・マティーンは銃を乱射し、50人が死亡、53人が負傷している。容疑者は警察によって殺害された。

エルトン・ジョンは現地時間6月14日にリバプールのエコー・アリーナでライヴを行っており、オーランド銃乱射事件について「話すべきことがあるんだ」という言葉から観客に語りかけている。

「ここ数ヶ月というもの、レディー・ガガと一緒に『ラヴ&ブレイヴリー(愛と勇気)』という僕の基金に取り組んでたんだ。この基金はどんな人であっても全員を受け入れる愛を持つことについてのものなんだ。特に、あなたと違う人であっても、それを示す勇気を持とうというね」

「今回のオーランドの大量虐殺のような恐ろしいことが起こった時は、世界中で津波のように巨大な激しい感情が衝突し合うことになる。あと、深い悲しみがね。犠牲者や、犠牲者を悼む愛した人々のことを考えると、僕らはショックを受け、怒りを抱き、心のなかで打ちのめされてしまう」

「でも、そうした深いの悲しみの陰で違う波がすぐにやってきて、それが僕に希望と強さを与えてくれ、驚かせてくれたんだ。レインボー・カラーの愛の波が、テルアヴィヴから、シドニーのオペラ・ハウスから、エッフェル塔から、エンパイア・ステイト・ビルから、ホワイトハウスから送られてきたんだ」

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