GETTY

Photo: GETTY

ケミカル・ブラザーズ、チェイス&ステイタス、エリー・ゴールディング、ジョン・ホプキンスらは多数のアーティストと同様、ロンドンのクラブ、ファブリックの閉店に対して悲しみを表明している。

ファブリックは地元のイズリントンの地方議会が営業停止命令を出したのを受け、無期限で閉店する見込みとなっている。採決は、今年、9週間のうちに19歳の来場客が2人、ドラッグによって亡くなったことを受けたものとなっている。

ケミカル・ブラザーズのエド・シモンズは次のようにツイートしている。「ファブリックが営業停止になるっていうのは残念だし、悲しいニュースだね。ずっと若者の権利が侵害されるってことだからね」

チェイス&ステイタスは採決に激怒しており、市長に助けを求めるツイートをしている。

「ファブリックが営業停止になるなんてまったくもって不名誉なことだね。サディク・カーン、あなたはこれを覆さないといけない。ロンドンには何も残らなくなるよ……」

アイヴァー・ノヴェロ・アウォーズの候補となったジョン・ホプキンスもその動きに対して怒りをあらわにしている。「土曜にファブリックに持ってくつもりだったドラッグがあったけど、閉まっちゃったから、それはトイレに流すよ。それにもう二度とドラッグはやらないよ」と彼はツイートしている。

他には、エリー・ゴールディング、ジェシー・ウェア、デイジー・ローも閉店に対して悲しみを表している。

https://twitter.com/JessieWare/status/773430623511912449

「ファブリックが閉店するのとても悲しいわ。最初のクラブで遊んだ思い出、それにロンドンにとってすごく大切なクラブよ」

「ファブリック、安らかに」

ファブリックは先日、閉店の可能性を受けて声明を発表していた。声明の中で、ファブリックは次のように述べている。「私たちの会場で先日起きた痛ましい事件を受けまして、 遺族や関係のある友人の方々に、我々の思いとお悔やみの言葉を伝えたく思っていました。我々は安全な会場を運営していることに誇りを持っています。そして、この数週間の間に起きた事件に非常に心を痛めています」

1999年にオープンしたファブリックは、議会の決定に変更を求める猶予も与えられたという。ファブリックの運営組織であるナイト・タイム・インダストリーズの会長のアラン・ミラーは変更を求めるつもりだと語っており、彼は「これが最終的決定ではない」としている。

閉店は250人のスタッフが職を失うことを意味し、15万人近くの人々がイズリントン議会にファブリックの営業を存続させるよう署名しているにもかかわらず、このような事態となっている。

ロンドンの新市長であるサディク・カーンは、議員と警察に対してロンドンのナイトライフについてあまり検閲しないよう求めていたが、それにもかかわらず今回の決定が下されている。サディク・カーンは、ファブリックのようなナイトクラブの閉店をめぐっては「常識的な解決法」を求めていると語っていた。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ