TRAVIS SHINN/PRESS

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ピクシーズのフロントマンであるブラック・フランシスが、バンドの元メンバーであるキム・ディールとの関係について、ざっくばらんに語っている。

シンガーでありベーシストであったキム・ディールは、2013年、ピクシーズ再結成後初の作品である『インディ・シンディ』のレコーディング直後にバンドを脱退している。キム・ディールの後任は元々、キム・シャタックが担当していたが、その後、元ズワンのメンバーであるパズ・レンチャンティンがパーマネントなベーシストとなることが発表されている。

ブラック・フランシスは新作に収録される自身の書いた楽曲“All I Think About Now”についてキム・ディールへの「感謝の手紙」であると述べている。この曲はパズ・レンチャンティンがヴォーカルを務めている

現在、キム・ディールと話すことはあるのかという質問に対してブラック・フランシスは米『ローリング・ストーン』誌に以下のように語っている。「なんというか、分かっている通り、彼女はピクシーズから少し距離を置いてるような感じなんだ。今、ピクシーズにいるメンバー同士でさえ、いつも腰を据えて話すなんてことはないしね。お互いに電話するなんてこともこれまで、ほとんどなかったんだよ」

「僕たちはツアーとかレコーディング・セッションに戻ってきたわけだけど、次にまた一緒にやるまでは、メンバーとは一度も話すことなんてないと思うよ。僕たちはみんな違う街に住んでて、それぞれの生活とか妻とか家族とか、いろんなものがあるしね」と、ブラック・フランシスは続けている。「唯一、僕が時々話をするのは、ジョーイ(・サンティアゴ、ピクシーズのギタリスト)かな。でも本当に思いがけずに話をする感じなんだよ。本当にたまに奇妙な巡り合わせでね。特に関わりを持っているってわけじゃないんだ」

先日、キム・ディールについて、パズ・レンチャンティンは、以下のように語っている。「最初のリハーサルに参加したときはとても緊張したわ。埋めるべき穴がものすごく大きくて、とにかくファンのために精一杯オリジナルのサウンドに近づけるように努力したの。その間ずっとピクシーズとは何かっていうのを学んできて、今では私の心にも魂にも、彼らの音楽に対する愛情が埋め込まれ、やっと自分自身もピクシーズの一員になれた気がするの。これからはピクシーズのこれまでを振り返るのではなく、未来に目を向けていきたいわ」

ピクシーズの最新のアルバム『ヘッド・キャリア』は、9月30日にリリースされる予定となっており、アルバムからのリード・シングル“Um Chagga Lagga”は既に公開されている。また、冬にこのアルバムを引っさげたUKツアー6公演を行うことを、ピクシーズは先日発表している。

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