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グライムスが性差別を受けた経験が原因で、音楽業界に幻滅した経緯と、ニュー・アルバムのレコーディングについて語った。

米『フェイダー』誌に語った最新のインタヴューの中で、グライムスことクレア・バウチャーは、創作のプロセスと音楽業界における性差別に対する意見をはっきりと述べ、性差別を受けた体験が、2012年リリースの『ヴィジョンズ』以来、待たれている新作に影響を与えたと語っている。

「スタジオに入ると、エンジニアの人たちがいるんだけど、機材は触らせてくれないの」と彼女は2013年のタンブラーへの投稿でも触れたテーマを持ち出した。「エンジニアの人たちは『いや、言ってくれれば俺たちがやるから』と言うわけ。それで、男性プロデューサーが入ってくると、彼には機材を触らせるの。ホントに性差別だと思った。なんていうか呆れたわ。音楽業界にすごく幻滅したの」

クレア・バウチャーは「女性にも機材を扱う技術的な仕事ができる」と強く主張している。「性別なんて、どうだっていい。音楽業界で嫌なことは、急に『グライムスは女性ミュージシャンで、女の子っぽい声をしている』とか言われることよ。その通りだけど、私はプロデューサーであって、一日中バカみたいな波形やイコライザーと向き合ってるし、かなり技術的な仕事をしてるわけよ」

クレア・バウチャーによれば、ニュー・アルバムには「男性プロデューサー」をディスった曲を含め、人を批判した曲がたくさん入る予定だという。

一方、今年3月に発表された“REALiTi”は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州のスコーミッシュでレコーディングされたが、その際、グライムスはナイン・インチ・ネイルズのフロントマン、トレント・レズナーに影響を受けたようだ。「トレント・レズナーはパソコンで音楽を作り始めた人であり、賢い人よね。彼は理性的な視点で考えて、パソコンを使い始めたの。『プリティ・ヘイト・マシーン』は、ほぼ彼一人で作ったアルバムよ。私も同じなの」

また、27歳のクレア・バウチャーはレコーディング中、こう強く思っていたという。「大きなレーベルに合わせた音楽を作る必要はない。芸術に関しては誰かの為に合わせたりする必要はない、でも人に見てもらえるようにはしたい。私にとって、見てもらうことは大事なの。何か政治的なことを表現したいから」

グライムスはツイッターでニュー・アルバムのリリースが10月になることを公表しているが、ファンへの「サプライズ」だとして正確な日付は明かしていない。

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